お料理を楽しむにあたり、知っていただきたい食材・調理器具の注意点

料理をもっと楽しんでいただくために、クックパッドへのお問い合わせの中から、安全に関わるものやご質問の多い情報をまとめました。ぜひ、お料理をする前にご一読ください。

自宅で梅酒やサングリアなどを作る際の酒税法違反に関する注意

ホワイトリカーや焼酎に梅等を漬けて自家用のお酒を作る場合には、下記のルールを守る必要があります。

  • 使用する酒類がアルコール分20度以上で、酒税が課税済みのものであること
  • 酒類と以下の物品を混ぜないこと
    • 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
    • ぶどう(やまぶどうを含む)
    • アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
  • 混和後に新たにアルコール分1度以上の発酵をしないものであること

また、アルコール分20度未満のお酒(ワイン等)を用いる場合には、上記のルールは満たせないので原則として行ってはいけませんが、例外として「飲む直前」に混和することは認められています。 サングリアのような、ワイン等の酒類を使用した飲料を作る場合は、「飲む直前」に混和するようにしましょう。

国税庁ホームページ:
- 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。
- 旅館等で自家製の梅酒を食前酒として提供することに問題はありますか。また、何か手続きは必要ですか。

食肉を調理に利用する際の注意

食中毒の予防のためには、食肉を生で食べることや加熱不十分な肉料理を食べることを避け、肉の中心部まで十分に加熱してください。また、調理する際は、清潔な環境で十分な加熱調理を行うことをおすすめします。

食中毒の原因となりうる腸管出血性大腸菌(O157)やカンピロバクターといった細菌は、食肉の中心部まで『75度で1分間以上加熱』することで死滅するとされています。食肉やレバーなどの内臓は、よく加熱して食べましょう。

自然毒への注意

自然毒にはフグや二枚貝をはじめとする魚介類、きのこ類、その他有毒植物などがあり、食べてから食中毒の症状が出るまでの期間やその症状、予防方法も異なります。 摂取すると重篤な症状に至る場合もあるので、専門機関の情報をよく確認し、注意点や対応に関する指示に従ってください。

特に釣りや潮干狩りなどで採った魚介類、山菜採りやハイキングなどで採ったきのこや植物などを調理する際は、可食部位や必要な下処理について十分に確認してください。

<対象食材例>

フグ・二枚貝(ホタテガイやアカガイ、カキ、アサリなど)・巻貝(ツブ貝やキンシバイなど)・びわの種子・食用以外のきのこや植物

その他の注意

東京都の消費生活総合サイト 東京くらしWEBより抜粋