日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
秋と言えば「米」。新米の季節だ。クックパッド調査によると「新米を楽しみたい」人は、約8割も。さて、その新米を楽しむには、炊き込み御飯なのか?ごはんの友なのか? 意見は分かれるところで–––
2013年秋。思ったより残暑は長引かなかった。8月最終週ごろから朝晩涼しくなり、誰もが一気に料理気力を取り戻した。クックパッドでも「秋」「鮭」そして「里芋の煮っころがし」「いちじくジャム」「栗の渋皮煮」などのほっこりメニューが急上昇キーワードランキングに入ってきた。
そして、見逃せなかったのが「松茸ごはん」「栗ごはん」のランクイン。松茸、栗は秋食材ももちろんだが、注目したいのは「ごはん」だ。秋といったら、米。そんなみんなの想いがクックパッドの調査結果にもでている。
秋は新米を楽しみたいか?の質問に79.9%の人がYES(とてもそう思う+まあそう思う)と答えている。米離れが叫ばれて久しいが、やっぱり秋には新米を食べたいものなのである。
そしてお米の季節、秋に盛り上がるのが炊き込みご飯だ。クックパッドには炊き込みごはんは9349品(2013.9.17現在)と1万近くも投稿されており、各家庭でいかに愛されているかがわかる。そして、その多彩なレシピは調理方法によって大まかに3種類に分けられるといえよう。
米を炊くときに切った野菜と調味料を追加するだけで完成する。手軽さから近年人気急上昇のジャンル。
先に味をつけたり、焼いたりなどの下ごしらえをしているため、幅広い食材がOK。そのバリエーションの豊富さが魅力。
土鍋で炊くご飯人気から根強い支持層が。土鍋ごとテーブルに出せば盛り上がる!!
時間がないときは切るだけタイプ、いろんな具材を楽しみたいときは定番タイプ、おもてなしには土鍋(もちろんホーロー鍋などでも!)でなど、シーンや気分で調理法を変えると、レパートリーがどんどん広がること間違いない。
しかし、ここで出てくるもう1つの意見。「米そのもののおいしさを味わいたいのに、米に味をつけるのは邪道ではないのか」。
では、白い米そのものを食べればいいのかというと、そうではない。 忘れてはならない「ごはんの友」というジャンルだ。(ごはんの供という表記もあるが、クックパッドでは敬愛こめて友と呼ぶことにしている)。「マイベストごはんの友」の議論でも盛り上がりそうだが、大まかにわけても5つのジャンルがあるといえよう。
元は海産物を砂糖と醤油で甘辛く煮付けたものが佃煮だが、近年は牛肉など食材の幅が広いのが特徴。しぐれ煮は佃煮の中でも生姜入りのものをさす(※諸説あり)
味噌と一口にいってもピリ辛のものや甘めのものなど、日本の味噌文化の豊かさもあいまって多種多様。またその家庭直伝というものが多い傾向が。
定番の白菜の浅漬けから、柿やセロリ、チンゲンサイなどの変わり種まで。つぼ漬けなど本格的なものも手軽に作るのがクックパッド風といえそう。
意外に簡単に作れるのがふりかけ。手作りならではのしっとりした食感や優しい味わいが新米とも好相性。
食べるラー油から明太子、納豆、きんぴらなどなど。簡単だけどおいしい!各家庭ならではのこだわりがたっぷり。
どうだろう? これらの写真だけでご飯が食べたくなってきたのではないだろうか?
さあ、あなたは「炊き込みご飯」派?「ごはんの友」派? 結論は出ただろうか?
それにしても、本当に日本には、米を楽しむための知恵が満載だ。 ご当地、各家庭ならではのアイデアが炊き込みご飯にもごはんの友にも(そしてふだんのおかずにも)あらゆるところにあふれている。まだまだ米への愛が根強いことをクックパッドの投稿レシピは示してくれている。
だから、こんなバルサミコ酢+にんにくのイタリアン味も「ごはんに合う」という形にアレンジしてしまうのだ。
炊き込みご飯でも、ごはんの友でも、そしてただひたすら白米!でもいい。秋本番、今年もみんなでお米の美味しさを満喫したいものだ。
お米以外も秋の味覚を堪能できるレシピを多数紹介!
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