9〜11カ月ごろの進め方のヒント
離乳食も1日2回から3回に増え、赤ちゃんもだいぶ慣れてきた時期。自分でつかんだり、かむ練習をはじめたりと食べることへの関心がでてきます。栄養面にもさらに気を配りたい頃です。
歯ぐきでかむ練習や手づかみ食べを意識して進めていきましょう。
かたさ
バナナのかたさが目安。歯ぐきでかむ練習をします
7、8カ月ごろのべたべた、ふわふわをベースに、少しずつ切り方を大きくしていきます。スプーンでかんたんにつぶせる、バナナくらいのかたさのものを食べさせて、歯ごたえに慣らしましょう。上下の歯ぐきでかんで食べる練習になります。かたくて小さいものは飲み込みやすいので、丸飲みの習慣がつかないように注意しましょう。
回数
1日3回、栄養のバランスがとれた食事を心がけます
離乳食が1日2回から3回になります。必要な栄養素の半分以上を離乳食からとるようになるので、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。ただし、難しく考える必要はありません。炭水化物、ビタミン・ミネラル、たんぱく質の3つのグループから、食材を選んで組み合わせれば、バランスのいい献立が作れます。
食材
不足する鉄を含んだ食材を積極的に取り入れて
体重が増え、運動量が多くなるこの時期は、体内の鉄が不足しがちです。離乳食の献立には、鉄を含んだ食材を積極的に使うように心がけましょう。たとえば、レバー、赤身肉、まぐろ、かつお、かき、高野豆腐、ほうれん草、小松菜など。同時に鉄の吸収を助けるビタミンCやたんぱく質の素材もとり入れて。
注意
手づかみ食べや遊び食べは食べこぼし対策を
食べ物への関心が出てきて、手先も器用になってくるので、手づかみ食べや遊び食べが目立つように。汚されると叱りたくなりますが、ここはガマンを。汚れてもいいように、テーブルの下に新聞紙を敷く、汁ものは少量入れるなど、食べこぼし対策を。赤ちゃんの「やりたい」気持ちを大事にして、おおらかな気持ちで見守りましょう。
※進め方や食材の量は目安として参考にしてください。赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があるので、ようすを見ながら進めていきましょう。
出典:『大人気! クックパッドの離乳食』(学研パブリッシング)より
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