いつの間にか猛暑が過ぎ、秋らしい陽気になってきました。季節の変わり目は服装の変化をきっかけに、体型を気にする方も多いはず。 今回は、そんな時にこそ役立てて欲しいダイエットのポイントについてお伝えします。
【○○だけダイエット】という、「これだけならすぐできるかも・・・」と手を出したくなるダイエット法の数々。もちろん、それで結果が出る人もいるのは事実です。
私が経験した数多くの栄養指導から学んだことは、 「ダイエットの方法は一人一人に合わせないと結果はついてこない」 ということです。 気軽に始められたとしても、その方法をストレスに感じたり、短期間だから我慢、と考えてしまうと、結局いつの間にか止めてしまい、また続かなかった・・・を繰り返すのです。
大切なことは、しばらく我慢できるかどうか、ではなく、まず「なぜ自分の体重が増えてしまったのか」を考え、その根本的な理由を自分自身が理解することです。
上記で説明した「根本的な理由」を考えてみましょう。 大切なのは「どうして食べ過ぎてしまうのか」そして「どうして(やめようと思っているのに)止められないか」をきちんと考えることなのです。 食べ過ぎてしまう原因は人によって違い、早食いやストレス、生活習慣、環境や嗜好など様々です。組み合わせも含め「自分だけの原因」を考えてみましょう。
例えば「低炭水化物でご飯を減らそう」と思っていた方が、よくよく考えてみたらおかずの方が問題だった、と気づくかもしれません。 漠然と一般的な方法に手を出すのではなく、まず自分自身が毎日「いつ」「何を」「どのように」「なぜ」口にするのかチェックしてみましょう。
原因が分かり、それに取り組みたいけどなかなか変えられない、という方も多いでしょう。 そんな時に【○○だけダイエット】を生活に取り入れることも一つの方法ではあります。 自身の生活をきちんと見直した上でしたら、どんな方法を選べばよいのかも判断できると思います。
ダイエットは単純なようですが、取り組む際には生活習慣や食習慣の変更が必要です。つまり「食べるに至る、までのサイクルを変えること」がポイントになります。 ストレスが多い時代だからこそ、食べることが癒しやストレス発散になり、それで食べ過ぎてしまう、という方も少なくありません。
ストレスを溜めると食べ過ぎてしまう、という場合は、「食べるに至る」までの行動のサイクルのどこかを変えることを意識してみましょう。「行動はやがて習慣となり、習慣は徐々に性格となる」という言葉があります。自身の行動や習慣を見直し、自分の性格を考えた上で、少しだけ行動を変えてみるように心がけてみましょう。
具体的な行動を知りたい、と思えた方。次回からのコラムも楽しみにして下さいね。
管理栄養士。その他糖尿病療養指導士、ダイエットアドバイザー、日本ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ。糖尿病や生活習慣病の食事相談を始め、食を通じた健康の提案、行動修正を含めた肥満の改善の指導に従事。多い時で年間1500件以上の指導を担当。 現在は米国カリフォルニア州で子育てをしながら、アメリカの食習慣や栄養学に興味を持ち、学ぶ日々。
「食べてやせる」をテーマにした、管理栄養士の個別指導によるダイエットプログラム。オンラインの「ダイエット診断」で個人の生活習慣上の弱点を発見できる他、全室個室のカウンセリングルーム「クックパッド ダイエットラボ 銀座店」では、管理栄養士による個別カウンセリングを実施しています。
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