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ココナッツオイル、アマニ油など様々な種類の油が話題になっています。「どんな効能があるの?」「どんな風に使い分けたらいいの?」など疑問は尽きないですよね。そこで、巷で話題の油の、効能やおすすめの使用方法をまとめてみました!
おすすめは「ヴァージンココナッツオイル」。成分の約90%を占める「中鎖脂肪酸」は、体の中ですばやく分解され、脂肪として蓄積されにくいため、ダイエッターたちから熱い注目を集めています。酸化しにくいので揚げ物にも適しているほか、ほのかな甘い香りを生かしてスイーツ作りにもおすすめです。(値段の目安:100g=500円前後)
「えごま」とは一年草のシソ科植物で、「ごま」とは全く異なるものです。また「アマニ」はゴマにも似た小さな実の植物で、欧米では栄養や健康面から高く評価されています。
「えごま油」も「アマニ油」も、オメガ3脂肪酸の一種である「α-リノレン酸」が豊富に含まれています。α-リノレン酸は、体内で合成する事ができない必須脂肪酸のため、食品からの摂取が必要です。アレルギー症状を軽くしたり、心筋梗塞、脳卒中、老化予防に効果があることが学会などで発表されています。加熱すると油が酸化して効果が半減するので、ドレッシングなど加熱しない調理法がおすすめです。(値段の目安:100g=500円前後)
ピーナッツオイルはその名の通り、落花生(ピーナッツ)からつくられる油。加熱しても酸化しにくく、風味が良いため揚げ物に適しています。また、おなじみのオリーブオイルと同じようにオレイン酸をたっぷり含んでおり、血液中の悪玉コレステロールを除いて動脈効果や心臓病、高血圧を予防する効果があると言われています。(値段の目安:100g=300円前後)
アボカドオイルは、皮と種を取り除いて果肉だけで搾るため、アボカドの香りがします。不飽和脂肪酸(オレイン酸・α-リノレン酸・リノール酸)がバランスよく含まれるほか、ビタミンA、B群、Eなど各種ビタミンも豊富。食べるだけでなく、スキンケアにも使用できる万能オイルです。(値段の目安:100g=500円前後)
油によって含まれる「脂肪酸」が異なり、その働きによって効能が変わることがわかりました。どれか1つの油だけに偏らず、効能や用途に合わせて様々な油を賢く使い分けることが大切なんですね。用途に合わせたオイル使いをマスターして、今まで以上にヘルシーな食生活を送りましょう!(TEXT:金直子)
監修:クックパッド管理栄養士
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