巻き寿司の巻き方
海苔に酢飯を均一に広げ、具材をのせたら、巻きすを二つ折りにするように一気にひと巻きし、形を整えます。節分の日に食べる恵方巻きも同じ要領で作ります。
太巻き寿司を巻く
用意するもの
巻きす(※)、海苔(全型)、酢飯、巻き寿司の中身となる具材(それぞれ直径1cmほどの太さにおさえ、海苔とおなじ長さになるよう切りそろえておきます)
①巻きすに海苔をのせる
海苔は実は縦横の長さが異なります。具が多い場合は海苔を縦長に、具材が少ない場合や出来上がりを長めにしたいときには横長に置きます。また、出来上がりにツルツルとした海苔の表面が見えるよう、ザラザラとしている裏面にごはんをのせます。
②海苔の上に酢飯を広げる
巻き寿司1本に対して茶碗に軽く2杯分が目安です(230g〜250gくらい)。手前5mm、奥1cm程度をあけて均等に広げていきます。手を軽く水でぬらしておくと米粒がつかず作業がしやすくなります(手元に水の入ったボウルなどを置いておくと便利です)。
酢飯の量
酢飯を広げる
酢飯を押しつぶすことのないよう、力を抜いて均一に広げていきます。
③酢飯の上に具材をのせる
広げた酢飯のやや下寄りに隙間なく置いていきます。
④巻きすごと一気に巻く
具材を軽くおさえながら巻きすを持ち上げ、二つ折りにするイメージで一気にひと巻きし、しっかり押さえます。このとき少し強めに、具をしめつけるように巻くのがポイントです。ここで巻きがゆるいと、あとで切ったときに中の具材がこぼれたり形がくずれたりすることがあります。
⑤形を整える
全体を巻きすで包み、丸い形になるよう整えます。巻きすをそっとはずせば出来上がりです。
細巻き寿司を巻く
基本的には太巻き寿司と一緒ですが、海苔のサイズと酢飯の量が異なります。
①海苔を半分に切る
海苔の長い方を二つ折りにし、半分の大きさに切ります。
②巻きすに海苔をのせ、酢飯を広げる
酢飯の量の目安は小さめの茶碗に小盛り程度(80gくらい)です。手を濡らし、奥側を1cmほどあけて、ところどころ海苔が見えるくらいに薄く広げます。
酢飯の量
酢飯を広げる
③具材をのせる
広げた酢飯のやや下寄りに具材を並べます。
④一気に巻く
具材を軽く押さえながら巻きすを持ち上げ、一気に巻きます。巻きすごとしっかり握るようにして形を整え、巻きすを外します。
巻き寿司を切る
巻き寿司を巻いてから5分ほどおき、海苔と酢飯がなじませます。よく切れる包丁を濡らしたら軽く水気を拭き取り、寿司を押しつぶさないよう包丁を前後に大きく動かして切っていきます。
包丁を濡らし、軽く水気をふき取る
包丁を大きく動かして切る
寿司を押しつぶさないようにします。包丁に酢飯がくっついてきたら再び包丁を水で濡らします。