トースト・ウォーター(米国古典的病人食)

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Description

ほとんど透明な水なのに、飲むとトーストを食べた気になる摩訶不思議な水。19~20世紀初頭の代表的な病人食の一つでした。

材料

食パン2~3枚分
沸騰したお湯
500ml
適宜

作り方

  1. 1

    写真

    細く切ったパンをトーストする。(なぜか病人や幼児食としては、焼き立てではなく古いパンを使うことがよいとされている)

  2. 2

    写真

    カリカリにトーストできたら、手で小さく崩す。

  3. 3

    写真

    2を水差しにいれ、沸騰したお湯を注ぎ、そのまま一時間放置する。

  4. 4

    写真

    漉す。(漉し布を使うように本には書いてあるが、私は茶漉しで漉しました)好みで塩で調味してできあがり。

  5. 5

    温めても冷たくてもよい。(吐き気にきくそうです)

コツ・ポイント

パンは、カリカリにトーストしてください。私は焦がしていませんが、アメリカでは今でも「黒く焦がしたパン」が吐き気やつわりの緩和に効果があるとされています。「ウォーター・トースト」は、トーストに塩湯をかけてふやかしバターを載せて食べる別料理。

このレシピの生い立ち

研究のために古い料理本を読む機会がたくさんあります。面白そうなレシピがあると、作ってみることもあります。これはその一つ。ただの薄い色水に見えるのに、飲んでみるとあら不思議ー! 医学薬学の発展に感謝しながら乾杯(トースト)。結構美味しいです。
レシピID : 3019066 公開日 : 15/02/16 更新日 : 15/02/16

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