トースト・ウォーター(米国古典的病人食)
Description
ほとんど透明な水なのに、飲むとトーストを食べた気になる摩訶不思議な水。19~20世紀初頭の代表的な病人食の一つでした。
材料
作り方
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1
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細く切ったパンをトーストする。(なぜか病人や幼児食としては、焼き立てではなく古いパンを使うことがよいとされている)
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2
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カリカリにトーストできたら、手で小さく崩す。
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3
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2を水差しにいれ、沸騰したお湯を注ぎ、そのまま一時間放置する。
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4
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漉す。(漉し布を使うように本には書いてあるが、私は茶漉しで漉しました)好みで塩で調味してできあがり。
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5
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温めても冷たくてもよい。(吐き気にきくそうです)
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コツ・ポイント
パンは、カリカリにトーストしてください。私は焦がしていませんが、アメリカでは今でも「黒く焦がしたパン」が吐き気やつわりの緩和に効果があるとされています。「ウォーター・トースト」は、トーストに塩湯をかけてふやかしバターを載せて食べる別料理。
このレシピの生い立ち
研究のために古い料理本を読む機会がたくさんあります。面白そうなレシピがあると、作ってみることもあります。これはその一つ。ただの薄い色水に見えるのに、飲んでみるとあら不思議ー! 医学薬学の発展に感謝しながら乾杯(トースト)。結構美味しいです。