【江戸の味】鳥煮込(とりのにごみ)卵

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Description

このレシピは江戸時代の料理本の現代語訳です。調味料の量等の記載が無いものもありますが、ぜひチャレンジしてください!

材料

うどんの粉
適量
寒さらしの粉
適量

作り方

  1. 1

    小鴨か鴨か鳩の骨を袋抜きにし、鳥の毛を取る。

  2. 2

    よく水で洗い、中骨を折り抜きにする。骨が出しにくい時は、腹部を切り開いて、骨を取り出す。

  3. 3

    ゆで卵の殻を取り、鳥の身の中に長めに入れる。

  4. 4

    うどん粉(小麦粉)と寒ざらし粉(白玉粉)を同じ分量で混ぜ合わせる。

  5. 5

    4を鳥肉に振り掛ける。

  6. 6

    鳥肉に生卵の白身を少し塗る。

  7. 7

    鳥肉を巻き締め、両端か合わせ目を麻糸で縫い締めて、薄い布で巻く。

  8. 8

    7を蒸す。(蒸し上げた後)よく冷ます。冷えたら小口切りにする。この時に糸を取る。

  9. 9

  10. 10

    【元文献の記述1/10】
    小鴨か 鴫か 鳩かをほねを袋ぬきにして 

  11. 11

    【元文献の記述2/10】
    鳥の毛をさり よく水にて洗ひ 

  12. 12

    【元文献の記述3/10】
    中骨を折抜にして 是も骨出しにくき時は 腹より切 立ひらきて 骨をとりだし 

  13. 13

    【元文献の記述4/10】
    扨煎貫たまごの かわをさり 

  14. 14

    【元文献の記述5/10】
    鳥の身の中へ ながてにいれて 

  15. 15

    【元文献の記述6/10】
    うどん粉に 寒ざらしの粉を 等分に合セ すこしふりて 

  16. 16

    【元文献の記述7/10】
    白味を少しぬりて 

  17. 17

    【元文献の記述8/10】
    鳥の身を よく〆巻にして 兩はし 又は合セ目を麻糸にて縫〆て 薄布にて巻 

  18. 18

    【元文献の記述9/10】
    むして よくさまし 

  19. 19

    【元文献の記述10/10】
    小口切にすへし 其とき 糸をときてよし 

コツ・ポイント

台引、平皿物、菓子碗物、茶碗物、大硯蓋物。
いずれにしても、小口切りにして使う。

このレシピの生い立ち

文献:『萬宝料理秘密箱』寛政7年(1795年)
制作:人文学オープンデータ共同利用センター
詳細:http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/recipe/032.html.ja
レシピID : 4153530 公開日 : 16/11/24 更新日 : 17/06/15

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