素人ベイク:ブドウとレアチーのタルト

素人ベイク:ブドウとレアチーのタルトの画像

Description

不本意ながら、「映え」対応のタルトを、ブドウ(巨峰)とレアチーズで作ります。

材料 (6人分)

タルト型(φ15cm)
1器
スペアミントの葉
1、2枚
ブドウ(巨峰)のエッセンス
ブドウの皮
1房分
密閉瓶(100ml程度)
1瓶
ブドウ(巨峰)の蜜漬け(コンポート)
ブドウの身
一房分(約400g)→3分の2房分くらい
砂糖
150g
ハチミツ
70g(大5程度)
赤ワイン
200mlくらい
市販のティーバッグ
1袋
保存瓶(1リットル程度)
1瓶
タルト生地
バター
30g
砂糖
小2
耳4分の1
全卵(ただしメレンゲ用の卵白をよけておく)→卵黄
小4→1個分
小4分の3
大3と5分の1
ラップ
適量
打ち粉
大3→大6程度(テーブルスプーンに山盛り3杯)
レアチーズのフィリング
砂糖
小2と2分の1
レモン汁
大1
ブランデー
小1
大2と3分の2
ボウル
1器
ゼラチン(ふやかして、一部はつや天に)
1袋/小1(5g)
小5→大2
ボウルか金属製の鍋
1器
メレンゲ
3分の1個分(小2)→1個分
砂糖
小2と2分の1
飯茶碗→ボウル
1器
ドレッシング用ホイッパー型スティック→ホイッパー
1本
ホイップクリーム
生クリーム→市販品ホイップクリーム
80ml→250ml
飯茶碗
1器→なし
つや天(ナパージュ)
ゼラチンの追加ふやかし用の水
大1
砂糖(砂糖水にしたものを半量に)
大1→小1半
ハケ(毛がプラスチック製のもの)
1本
ティースプーン
1本→なし
金属製の鍋(ゼラチン用を再利用)
1器

作り方

  1. 1

    MYキッチン130品目中、2022年度閲覧満足度17位

  2. 2

    浮かれて、先日作った白桃のタルトを身内に見せました。言われました。「黒い」。あたりまえじゃん、黒糖入れてんだから!…

  3. 3

    …「映(バ)えない」?おいしけりゃいいじゃん!「コンポート」?だ・か・ら、私が狙ってるのは、あくまで、「パイを…

  4. 4

    …タルト生地で作る」こと。ねっとりしっかり火を通した「焼きフルーツ」をフィリングにした、アップルパイが理想なので、…

  5. 5

    …だ・れ・が、コンポートなんかに!ああ、ああ、そうですよ、「映え」ませんよ、うるさいなぁ!しかもドコゾの記事では…

  6. 6

    …やりゃあ!やってやりますよ!ったく、女ってヤツは!と、いうことで、「当てつけに(!)」、ブドウのタルトを作ります。…

  7. 7

    …「コンポート」をつかった梨のタルト、とか、そんなン見せられて…。けっ!わかりましたよ、やりゃあ、いいんでしょ、…

  8. 8

    …ただし、しゃくなので、「コンポート」にせずに「蜜漬け」にして、「ナパージュ」の替わりに「つや天」を…

  9. 9

    …使ってやりますよ。ざまを、見! ぷんぷん!

  10. 10

    …と、お見苦しいところを、申し訳ありませんが、しばらくお付き合いのほど、よろしくお願いいたします《sigh》…

  11. 11

    あ、参考文献は「決定版はじめてのお菓子作り/講談社」と「クレインプロデュース/和菓子の本/ソニー・マガジンズ」、です。

  12. 12

    1。完成から遡ること1か月前。前もって、ブドウの「エッセンス」を作ります。一房分のブドウ(巨峰)から、皮だけを…

  13. 13

    …とって、煮沸消毒した密閉瓶に入れてウォツカを入れて、冷蔵庫内で保存します。1か月目安。実際には2か月弱に…

  14. 14

    …なりました。煮沸消毒は、鍋でたっぷりの湯を沸騰させてそこへ瓶と蓋を投入、15分、ぐらぐら煮てから、トングなどで…

  15. 15

    …取り出して、乾いた清潔なタオルに「伏せて」据えて自然乾燥・冷却します。皮をむいた身の部分は冷凍保存しておきます。…

  16. 16

    …先日の梨のエッセンスと桃のエッセンスでは、1週間弱の梨は失敗、1か月置いた桃は成功、ということで、熟成期間が…

  17. 17

    …大事だったのかなぁ、と。今回のブドウも1か月以上経っていますので、出来はよろしい、ブドウのリキュールになりました。

  18. 18

    2。完成から数日前。1か月後、エッセンスが熟成したら、皮とエッセンスを分けます。グラスのなかに小ぶりの瓶を置き、…

  19. 19

    …そこへ漏斗の先を差し、漏斗の中に茶漉しを据えて、その中に密閉瓶の中身を空けて、液状部と皮を濾し分けます。

  20. 20

    3。完成から2日前に、断続的に4時間の作業。濾し分けた皮部も使って、蜜漬けを作ります。冷凍保存しておいたブドウの身を…

  21. 21

    …鍋に取り、砂糖と、黒糖の替わりにハチミツ、スパイスも加えて、自然解凍します。解凍したら、赤ワインで…

  22. 22

    ひたひたにします。エッセンス作りで残った皮も、刻んで市販のティーバッグに入れて鍋に投入し、点火します。…

  23. 23

    …沸騰したらすぐ火を止め、そのまま1時間ほど放置して常温に戻します。これを合計3回、行います。これはオデンや…

  24. 24

    …肉ジャガなどの煮物の技法。今回は、単に甘みを入れるだけでなく、色付けすることも目的です。

  25. 25

    4。「煮しめ(?)」を3回繰り返したら、蜜ごと保存瓶に移して冷蔵庫へ入れ、1昼夜以上、蜜漬けにします。

  26. 26

    (*)実際は、5日ほど、おきました(記:191008)

  27. 27

    5。タルト生地も作ります。バター、砂糖、塩をボウルで練り混ぜます。全卵から、メレンゲ用の卵白3分の1個分をよけ、…

  28. 28

    …残りを溶いて加えます。だまだまになっていても構わないらしいです。卵を分けるのは難しいかもしれませんが、まず卵白と…

  29. 29

    …卵黄を分け、卵白を箸などで軽く切り混ぜてから計量します。分けるのが面倒なら、卵白と卵黄だけ分けてから、卵白を…

  30. 30

    …すべてメレンゲに、卵黄をすべてタルト生地に使ってもいいと思います。さらに牛乳。薄力粉はふるい入れ、さっくり…

  31. 31

    …混ぜて、ラップで包んで冷蔵庫で一晩以上、寝かせます。なお、分量は普通はこの倍量です。次項参照。

  32. 32

    (*)卵は、結局、「卵白と卵黄を」分けました。全卵1個分から、卵黄をタルト生地に、卵白をメレンゲ用によけて…

  33. 33

    …冷蔵しておきました。(記:191008)

  34. 34

    6。ここから完成当日4時間前。2、3時間は作業しっぱなしです。タルトを焼きます。冷蔵庫から出した生地を、…

  35. 35

    打ち粉(強力粉)を打った捏ね台に据え、とにかく「素早く(!)」麺棒で伸ばします。伸ばした形やところどころの破れは…

  36. 36

    …気にしない。とにかくスピード。大体1、2分で1mmの厚さに(!)伸ばし、型に詰め、型ごと冷蔵庫へ戻します。破れ目は…

  37. 37

    …生地の「端切れ」を当てて軽く指先で抑えるだけです。生地はほぼほぼ(おおよそ)バターなんで、これで大丈夫。フォークで…

  38. 38

    …軽く底に穴を、なんて、おやりになりたければどうぞ。私はしません。30分ほど寝かせたらオーブンで焼成します。…

  39. 39

    予熱180度40分。焼きあがったら、型に入れたまま常温まで放置、冷まします。厚みは私の好み。普通は3mm程度…

  40. 40

    …だそうですが、生地に「カステラ感」が出るので、私はクリスピーな薄いほうが好き。3mmにするなら、…

  41. 41

    …分量を倍にしてください。

  42. 42

    (*)生地の伸ばし作業の1回目は、打ち粉が少なすぎてうまく「拾い上げられず」に型に収められず、もたもたしているうちに…

  43. 43

    …生地が「ダラけ」出しましたので、粉が付いたまま、生地をざっとまとめてラップにくるんで冷蔵庫へ。5分待ってみましたが…

  44. 44

    …まだ早すぎて、改めて30分冷蔵したうえで、三度目の正直、生地を伸ばして型に詰め、冷蔵庫へ放り込みました。…

  45. 45

    …久しぶりだったけど、結構、大変。焼き時間は45分にしたかも、な、焼きすぎに。(記:191008)

  46. 46

    7。この間、レアチーズのフィリングを作ります。ゼラチンの投入のタイミングを、生地の焼き上がりに合わせます。まず…

  47. 47

    …ホイップクリームは生クリームを6分立てにします。量が少ないので、…

  48. 48

    …生クリームとメレンゲ、それぞれ飯茶碗(*)に入れて、ドレッシング用のホイッパー型スティックで泡立てます。…

  49. 49

    …クリームチーズを常温で柔らかくしてボウルへ入れ、砂糖も加えてよく練ります。さらにレモン汁とブランデーも入れます。…

  50. 50

    …ヨーグルトは2回に分けて入れます。生地の焼き上がりを待って、別のボウルか金属の鍋を湯煎にかけ、その中に、…

  51. 51

    …先のボウルのチーズを大2くらい加え、水でふやかしたゼラチンのうち、小1はつや天用に除き、残りを加え、溶かす。…

  52. 52

    メレンゲは、卵白と砂糖を合わせて角が立つまで、泡立てる。ゼラチンが溶けたらチーズのボウルにすべて空けて…

  53. 53

    …混ぜ合わせ、濾し器で濾します。チーズにホイップクリームを2回に分けて入れ、さらにメレンゲも入れて混ぜます。

  54. 54

    (*)生クリームからのホイップは行わず、市販のホイップクリームで代用しました。成分表から検討した結果、おそらく、…

  55. 55

    …使用した市販ホイップ250ml≒120gは、おおまかに生クリーム75gに相当する、と、判断。そこで、全量250mlを…

  56. 56

    …利用することにしました。なお、ここから逆算すると、80mlの生クリームを「飯茶碗で」ホイップすると「入りきらない」…

  57. 57

    …可能性があります。ホイップは、普通にボウルを使ったほうがよさそうです。なお、卵白は、前述のとおり、1個分を…

  58. 58

    …使用。ところでホイップ、みなさん、両手、使えます?私は基本右手で、今回初めて左手を使ってみました。ドラム…

  59. 59

    …みたいに上下に叩き付ける「基本動作」しかできませんが、多少は右手の骨休めになったかも。クリームチーズは、…

  60. 60

    …個包装の商品だったので、5ピース=75gを使用しました。(記:191008)

  61. 61

    8。完成2時間前。盛り付けます。常温に戻したタルト生地に、レアチーズのフィリングを詰めて冷蔵庫へ入れ、…

  62. 62

    …30分程度置いて軽く固めます。

  63. 63

    (*)今回はレアチー・フィリングが、50ml強、余りました。(記:191008)

  64. 64

    9。つや天も作ります。といっても、結局、寒天ではなくゼラチンで作りました(じゃあ、ナパージュじゃん、とか、…

  65. 65

    …言われてます、か?)。ゼラチンにしたのは「映え」加減を考えての結果。砂糖と水を合わせて湯煎にかけ、…

  66. 66

    …取り置いておいたふやかしゼラチンを加えて溶かす。溶かしたら濾しておく。ブドウの蜜漬けも、蜜を切って冷蔵しておく。

  67. 67

    (*)つや天の砂糖水を、作った後で半量にしました。固まりやすくするためですが…。手順も、まず、つや天用のゼラチンは、…

  68. 68

    …さらに水大1を加えて練り混ぜて、緩めにふやかして、これだけを湯煎にかけ、溶けたところで砂糖水を加えました。…

  69. 69

    …砂糖水は四半量でもよかったかも(記:191008)

  70. 70

    (*)「緩めにふやかす」という表現は誤解を招きそうなので、捕捉します。つまり、ここでの「ふやかし」作業は…

  71. 71

    …2ステップになっている、ということです。まず第一に、規定量でゼラチンをふやかします。つぎに、「ふやけた」ゼラチンに…

  72. 72

    …水を加えて練り混ぜます。つまり、最初のステップでは、粉ゼラチンを膨潤/吸水させています。次のステップでは、…

  73. 73

    …膨潤したゼラチンを水に「分散」させて「混合液」にしています。初めの過程ではゼラチンは水を吸いますが、後の過程では、…

  74. 74

    …単に、膨潤したゼラチンの粒子が、細かく混ざっている状態です。「水溶き片栗粉」をイメージする感じでしょうか。…

  75. 75

    …片栗粉が「膨潤したゼラチン」です。あるいは、タピオカ・ミルクティーとか。2段階目で水を入れても、ゼラチンは…

  76. 76

    …水を「吸いません」、たぶん。「機械力で」力任せに細かくして水に分散させています。この作業をしたのは、ゼラチンを…

  77. 77

    …素早く溶かしたかったから。単に気が短かったから、です。(記:191014)

  78. 78

    10。完成1時間半前。タルトを冷蔵庫から取り出し、続いてブドウの蜜漬けをひと粒ひと粒、トッピングします。その上に、…

  79. 79

    …つや天をナペします。スプーンで、ブドウひと粒ひと粒にかける感覚で流し、隙間にもつや天を流して、再び…

  80. 80

    …冷蔵庫へ入れて、今度は1時間以上、しっかり固めます。

  81. 81

    (*)結局、思うように「つや」が出ず、結果、30分に1度、ハケでナペしたうえで冷蔵、を繰り返し、結局…

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    …6、7回繰り返して、もう、よくわかりません。ただ、最後に、スペアミントの葉を…

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    …トッピングしてナペしました(記:191008)。

  84. 84

    11。完成へ。ゼラチンが十分固まったら、最後の香り付け。ブドウのリキュールを(お好みで同量のブルーベリージャムで…

  85. 85

    …延ばして)ボウルに取り、50度程度の湯の入った鍋の上で湯煎します。温まって香りが立ったら、タルトの上に…

  86. 86

    …スプーンでルーツ・ソース感覚で軽く散らして、すぐいただきます。「映え」にはミントの葉を1葉、飾ります。

  87. 87

    12。なお、残った蜜漬けの蜜とエッセンスは、合わせて、サイダー/炭酸水で倍量に希釈し、「ブドウ・リキュールの…

  88. 88

    …フィズ」にしていただきました。サイダーと蜜を別々に冷蔵しておいて、タルトを食べるときにタイミングを合わせて混ぜます。

  89. 89

    (*)写真手前にちょっと映り込んでいるのが、それ。(記:191009)

  90. 90

    後記。タルト生地が崩れやすいのは気になります。このレシピだとブドウもかなり甘口。一般向けの味付け、と…

  91. 91

    …したつもりですが、個人的には、砂糖はすべて半量でいい気がしますが。

  92. 92

    ちなみコンポートも蜜漬けも、「始末」がよろしくない(フード・ロス)わけです。これで当分、「フィズ」を…

  93. 93

    …飲み続けなければならないと思うと、気が重い。(記:191009)

  94. 94

    (*)タルト生地は、とにかく「縮む」という記述を、「決定版はじめてのお菓子作り/講談社」でみつけました。どうも様子が…

  95. 95

    …変だと思ったらそのせいだった。つまり、型に入ってはいてもスカスカで隙間がある生地なのに、そこへ力いっぱいフィリングを…

  96. 96

    …詰めていたので、結構ガタガタに亀裂が入って、変だ、変だと思っていた、のです。今度から、焼きあがったら、…

  97. 97

    …「緩衝材」(ぷちぷち)を巻き付けておこうと思います。(記:191014)

コツ・ポイント

いちおう、結果は写真。あー、めんどい!だから、「コンポート」は、イヤなんだ、って。もう、二度と作らないからね!……あ、どうでもいいかどうかよくわからないおまけコメント、講談社本、初心者向けの割に、かなりいいレシピだと思う。

このレシピの生い立ち

「あてつけで」作りました。ぷんぷん。……あ、そうそう、見附のダイエーで見かけた、親子代々の黒連中のストーカーのお兄さん!結局、ブドウは買ったのかい?ウザいほど、よくシャベるねぇ、キミらの半分は、ミンナそうだけど。
レシピID : 5870364 公開日 : 19/10/15 更新日 : 23/01/01

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