固まった蜂蜜の戻し方、で、気になった…

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Description

冬の寒さのせいで固まった蜂蜜、ネットの情報をもとに、戻してみたのだが…ご報告。

材料 (1人前)

ハチミツ、市販品、1kgプラ容器入り
1本(ボトルごと。残量は5分の1程度)
鍋、大(φ25cm前後)
1器
小皿
2枚
温度計、アルコール、100度計
1本

作り方

  1. 1

    冬の寒さで、ハチミツが固まった。依然固まった時には、容器に戻し方が書いてあって、それでとてもきれいに戻ったのだが、…

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    …今手許にあるやつにはそれが書いてない。それでネット情報を見たのだが、どうも以前にヤったのと、やり方が違う。…

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    …しかも、参照した「武州養蜂園」=50-60度、「まじめな蜂蜜」=45度、と、温度も違う。しかも、その温め方も、…

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    …以前にヤった時は、なんとなく、水から温めていったような記憶もあるが、そういった記述はない。ただ、…

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    …「まじめな~」には複数のやり方が書いてあったりして、それらを参照して、実際に戻してみた。その結果、…

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    …というか、考察。では、手順。

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    1.鍋に、小皿を2枚敷いて水を張る。蜂蜜のボトルが入ることを考慮して少し水量を加減する。小皿はそれぞれ、…

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    …蜂蜜ボトルと温度計を受けるためのもの。鍋底に設置させないようにする、と、これはどっかのサイトの情報(失念、失礼)。

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    2.ボトルと温度計を設置して、点火。「まじめ~」だったか、容器の口は緩めることとあった。熱膨張するのだから…

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    …当然だが、この手順を忘れた。これが結果的には奏功した気がする。また、ぼんやりした記憶では、温度は…

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    …ゆっくり上げることとあったような気がするが、この時は焦っていたため、強火で一気に60度まで上げてしまった。…

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    …イメージとしては、ゆっくり、55度くらいまでにとどめるつもりだった。

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    3.ここで火を止め、タイマーを使って、定期的に温度を確認し、45~50度の間に来たら、55度まで温度を上げる。…

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    …はじめ5分間隔でチェックしていたが、うちの環境では15~20分おきに温度が50度を割る感じだったので、…

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    …チェックの間隔を修正した。

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    50度を割ったら強火で温度を上げたが、どうやら、55度で火を止めても、その後しばらく温度上昇が続いていたようだ。…

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    …ただ65度を超えたことはなさそうだった。

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    4.この作業を繰り返した。すぐに溶けると思っていたのだが、なかなか溶けない。で、ずるずる作業を続けていた。…

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    …鍋のサイズに比べてボトルはだいぶ大きいので、傾けて容器を湯内に浸していたのだが、こうすると、傾いたボトルの…

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    …「上側」半分が、水面の上に出る。ここのボトル内面にこびりついて固まっている蜂蜜が、いつまでたっても、斑点状に…

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    …白く固まったまま、溶け出さない。で、初めはちょいちょいボトルを回転させて、順番に湯内に沈めようとしたのだが、…

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    …こっちを沈めればあっちが水面上に出る。で、しかも、どっちにも、白い蜂蜜はこびりついたままである。湯内に…

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    …5分10分沈めたくらいでは、溶け出さない。

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    そうこうするうちに、2時間くらいが経っていて、さすがにこれだけの時間、湯内に沈めていれば、ボトル内の空気は…

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    …十分に40度以上にはなっているはずだから、ということは、壁面にこびりついている蜂蜜は、「熱が不十分だから」…

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    …溶けないのではない、と、この時気づくべきだった。とにかく、だいぶ面倒になってきたので、温度チェックだけして、…

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    …ボトルの回転はやめてしまった。

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    5.3時間が経過した。ボトルを見ると、突然容器内が綺麗になったような印象で、つまりは、壁面についていた蜂蜜類が、…

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    …全て溶け落ちている。つまり、ボトルを回転させる必要はなかった、と。それで容器を湯内から引きあっげてみると、…

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    …「怖ろしく良く」溶けている。粘性は非常に低く、つまりとても流動的になっていて、「まるで水のよう」に…

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    …よく流れる。ちなみにその時から1昼夜が経っていて、粘性が多少回復していて、今は、普通の蜂蜜の粘り気。…

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    …で、ここで考察なのだが、「一度結晶化した蜂蜜は再結晶化しやすい」とある。で、どうもその原因だが、…

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    …普通に何気なく溶かしても、「ミクロな結晶」がまだ溶け残っているのではなかろうか、と。少なくとも「水状に」まで…

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    …粘性が下がるところまで来ないと、ミクロ結晶は溶けないのではないか、と。つまり、再結晶化しやすいのは、…

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    …結晶が残っていて、それが「種結晶」になってしまうからではなかろうか、と。ということは大事なのは、…

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    …この、ミクロ結晶まで溶かすにはどうしたらいいか、なのだが、どうもそれは、「時間」ではなかろうか、と。…

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    …「まじめな~」では、高い温度で溶かすと蜂蜜の香りが抜けてしまうとある。今回私は「口を閉じたまま」…

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    …溶かしたため、蓋を開けた途端、「ポン」と空気が抜ける音がした。それで香りの犠牲が少なくて済んだようで、…

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    …破裂しない容器なら、口はあまり緩めない方がいい気がするが、ともかく、温度も低めにして、そして、「長時間」…

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    …加熱するのが大事なのではないかと思う。「まじめな~」には、「一昼夜」加熱する方法も紹介されている。…

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    …というわけで、サイトによっては加熱時間は「1時間」などとも書かれていたが、今回の私の実験では、最低でも…

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    …3時間ということになって、しかも、これですら「再結晶化しやすい」用なら、まだ時間は足りないのではないかと思う。

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    というわけで、結論は、45度以上の温度で、できるだけ低め、最悪でも60度を超えないようにして、長時間、…

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    …可能なら3時間以上は加熱する、というのが、ハチミツの溶かし方ではないか、と、いうところが、私の判断。

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    (記:15:47 2023/03/20)

コツ・ポイント

どうやら45~55度で、3時間、と言うのが、私の環境での結論。ただし、今後の成り行き(再結晶化するかどうか)次第だが。結局、ハチミツも、「テンパリング」が必要なのでは?

このレシピの生い立ち

ネット情報を修正しつつ、固まった蜂蜜を溶かしてみた。その個人的備忘。
レシピID : 7479627 公開日 : 23/03/20 更新日 : 24/03/17

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