世界的フォトグラファーの食生活を支えているのは作りおきおかず＆冷凍テク！　〜蜷川実花さん〜

独自の世界観と色彩感覚を持つ写真で、世界的に有名なフォトグラファーとして知られる蜷川実花さん。プライべートでは、この春小学生になった息子を持つ母としての顔や、子どもの頃からのお料理好きという一面も。

映像監督を務めたAKB48の「ヘビーローテーション」のPVは、YouTubeでの再生回数が1億回を超える大ヒットとなるなど、フォトグラファーとしてだけでなく映像監督としても才能を発揮。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会理事も務めるなど、ますますマルチな活躍が光る蜷川実花さん。蜷川さんが「エネルギーの源」として大切にしているという食生活や、働く母ならではの時短料理テクニックなどを伺いました！

クックパッドを参考にしながら、息子のリクエストに応えた料理を作っています

蜷川さんは料理がお好きだと伺っていますが、もともと料理は得意だったんでしょうか？また、誰にも負けないと思う得意料理があれば教えてください。
「5～6歳の頃から母のお手伝いをしながら、料理は自然と覚えました。料理が得意かはわからないけど、手早さだけは自信があります。得意な料理かぁ……得意というか、息子がから揚げ大好きなので、から揚げの登場率は高いかな。男の子ってとにかく揚げ物が大好きじゃないですか。私自身は揚げ物をほとんど食べないんですけど、息子のためにはしょっちゅう作っていますね。我が家のから揚げは、いろいろなレシピを試行錯誤しながら進化して、今の味にたどりついた感じ。クックパッドのレシピもいくつか参考にしてるんです」

蜷川さんが最終的にたどりついた「から揚げ」の味つけのポイントは？
「クックパッドのレシピを見て以来、実践しているのが「カレー粉」を入れるテク。しょうがとにんにくも多めに入れるかな……。あとは普通にしょうゆやお酒で味つけして、片栗粉をまぶして揚げています。一度、映画の撮影現場に大量のからあげを作って持って行ったこともあるんですけど、3～4㎏分の鶏肉を揚げたら、家中がから揚げの匂いになって大変なことになりました（笑）」

クックパッドも活用されてると聞き、なんだかグッと親近感がわきました。例えば、どんなシーンでクックパッドを利用しているのでしょうか？
「私の場合、料理本を見て作るというよりも、外で食べたものを自分で工夫して再現する創作料理が多いから、定番料理の作り方を意外と知らないんです。息子に『肉じゃがが食べたい』と言われたりすると、慌ててクックパッドで検索しながら作っています（笑）。それから、宅配で九州の野菜を取り寄せているのですが、届くまでどんな野菜が入っているかわからないシステムなんです。だから、あまり馴染みのない野菜や、同じ野菜が連続で届くことがあって……。そんなときもクックパッドの出番ですね！人気がありそうなレシピをいくつか見比べながら、新しい料理にチャレンジしたりしています」

週末に「作りおきおかず」を冷凍ストックして時短調理！

忙しくても、できるだけ出来合いのお惣菜にはあまり頼らないという蜷川さんですが、仕事と家庭生活の両立はとても大変なのではないでしょうか。毎日の食事作りのコツや工夫を教えてください！
「冬場はとにかく鍋ばっかり。簡単なのに栄養があってラクですよね。去年、圧力鍋を買ってからは、手のかかる煮込み料理がアッと言う間にできるようになったので、豚肉の角煮やスペアリブ、サムゲタン、ビーフシチューなんかも作るようになりました。圧力鍋、自分的にマイブームが来ている感じです！それから、仕事から帰ってすぐに食事のしたくができるよう、作りおきのおかずをいつも冷凍庫にストックしてあります」

忙しい日々の中で、一体いつ冷凍ストックを作っているんですか？
「なかなか土日の両方をお休みにするのは難しいんですけど、子どもが生まれてからは日曜日は仕事をオフにしているんです。なので日曜の夜、夕食後にゆで野菜やカレー、ハンバーグなんかをまとめて作ったり、夕食を多めに作って残りを冷凍したり……。ご飯も炊きたてをすぐに冷凍しちゃいます。本当は冷凍ではなく、作りたての食事のほうがいいのかもしれないけど、働く母にはなかなか難しい。“できることをできる範囲でやろう”と考えているので、今はこの方法がベストかな」

冷凍ストックを作るときのコツはありますか？
「冷凍の仕方もいろいろ試してみたんですが、ハンバーグなんかは生のまま冷凍するよりも、焼いて味つけまでしてから冷凍したほうが、すぐに使えて便利だし味も落ちないんです。こんな風に、ひと手間かけてから冷凍しておくのが、結局は一番時短に繋がると思います。とにかく、我が家の冷凍庫は常にパンパンの状態ですね（笑）」

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