鶏の唐揚げのテクニックと応用
Description
材料
作り方
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【下味の付け方】
①冷蔵庫から出した鶏肉はボウルに入れまず砂糖でもみこみます。
②次に醤油を入れて又もみこみます。
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③ニンニクを入れてもみこみます。
④他の調味料は全てこのタイミングでもみこみます。
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★この順番が重要で分子構造の大きな砂糖から順番にもみこみ、その都度ネチャネチャ音がするまでもみます。
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砂糖により浸透圧が上がり味が染み込み肉質も柔らかくなります。
肉のマリネの仕方レシピID : 3359482
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※これは味を馴染ませるためと加熱時の表面温度と中心温度の差を少なくするためです。
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③150℃で浮かぶまで揚げる
④網で油を切る
浮かぶまでの時間を測って同じ時間待つ
(浮かぶ時間は厚さにより異なります)
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④180℃で表面がキツネ色になるまで揚げる
⑤ザルに上げて油を切る
出来上がりです。
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【温め直して食べる時】
電子レンジは使わず、オーブントースターや魚焼き器を使います。
この場合の火加減は一番弱火です。
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※フレンチのコートレット(カツレツ)パン粉焼きが同じ理屈で少な目の油で揚げ焼きし(焦げ目少な目)でオーブンに入れておく
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これにより、油が抜けサクッと感が出ます。
この時のオーブンの温度は120℃(~150℃)で理想は120℃です。
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★理屈からいった最も美味しい鶏のから揚げの調理方法
中華の技法でザルや油すくいに下味を付けた鶏肉を置いて熱した油を
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根気よく、火が通り、焦げ目が付くまでかける技法があります。徐々に火が入り、理論的には理想な調理法です。暇な時に是非一度!
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この場合は鶏肉はカットしないで1枚のまま使います。
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【揚げ物に使う鍋】
昔の家庭や飲食店は鉄の中華鍋を使ってました。ただ、鉄は間違いなく油の劣化が早いです。
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厚手のアルミかステンレスが良いようです。ちなみに我が家では前は中華鍋を使ってましたが、今はルクルーゼを使ってます。
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★唐揚げと天ぷらの違いは、衣です。なので唐揚げでも衣が厚いと天ぷらに近い状態になります。
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唐揚げは油が入り、カラッとなり天ぷらは油が入らないのでしっとり上がります。
つまり、カラッとなる要因は中の素材に油が入り
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込むどうかが食感や素材の味わいに大きく作用します。次の問題は揚げた後に上手に油を抜けるかどうか
がテクニックです。
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★僕らの食べ方は、塩コショウのみです。
美味しい塩だけがシンプルで一番美味しいです。
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コツ・ポイント
当たり前ですが、薄い食材は1度揚げ、厚い食材は2度揚げです。それとは別に、デンプンが多い食材、ジャガイモやかぼちゃなど火が入りにくい食材を生から揚げる時は2度揚げで1度目が150℃で2度目が200℃とされます。
このレシピの生い立ち
から揚げに限らず肉を美味しく食べる理屈は、加熱による表面温度と中心温度の温度差を無くす事とされ、料理人が、肉を焼くときに30分(夏場)~1時間(冬場)常温に置いた後、焼いて、ローストするのはその為です(ポワレ)