調理法でさらに効果アップ?青魚で脂マネジメント!
【脂マネジメント連載・第3回「魚で脂マネジメント」】脂質はカロリーが高いというイメージが先行し、まるでダイエットの敵のように言われることも。でもカラダにとっては、とても重要な栄養素だと知っていますか?エネルギー源としてはもちろんのこと、日々の健康を維持するためには、脂質は“きちんと摂る”“でも摂りすぎない”ように管理することが大事なのです。脂マネジメントとは、自分の「適正脂質量」を知って、摂取する量をコントロールすること。脂マネジメントを意識して、健康的な生活を送りましょう!
魚の“脂”を意識して、健康的に脂マネジメントしよう!
脂質は、カラダのエネルギー源になったり、血液やホルモンの材料になったりと、私たちになくてはならない栄養素です。でも、摂りすぎると肥満の原因にもなることも事実。だからこそ、摂りすぎも摂らなさすぎも禁物で、日々適量を摂る=「脂マネジメント」することが大切!そして、「摂る」という観点で見ると、できる限り良質な脂質を摂るのが健康を保つための賢い方法です。
脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸という2種類があります。飽和脂肪酸は、肉類などに多く含まれるもので、摂りすぎると悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させ、肥満や動脈硬化の一因になることも。しかし、不飽和脂肪酸(オメガ3系脂肪酸など)は、悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする効果があり、生活習慣病の予防にも役立つという、いわゆる良い脂質といわれているものです。その良質な脂質を含む食材としてオススメなのが、さんま、さば、あじなどの青魚。青魚には、オメガ3系脂肪酸「DHA」や「EPA」が豊富に含まれているため見逃す手はありません。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2010年版)」より
毎日の食卓では子どもたちに人気の肉料理がつい多くなりがちですが、魚も献立に取り入れてバランスのよい食事を続けていくのが健康を保つコツ。中でも栄養満点の青魚を積極的に食べて、おいしく上手に「脂マネジメント」していきましょう!
そのまま焼くより、炊き込みや煮込みにして食べるのがおすすめ!
魚料理というと、手軽なのがやっぱり焼き魚。シンプルに焼くだけでも魚の栄養をしっかり摂ることができるので、どんどん食卓に登場させたいメニューです。さらに、魚の良い脂質を余すところなく摂りたいなら、脂ごと食せるメニューがオススメなんです。
そこで注目したいのが、炊き込みご飯や煮付け。 青魚をお米といっしょに炊くと、おいしい脂をごはんが吸ってしっとりツヤツヤ!しかもコクが増します。炊く前に塩や酒をふって臭みを抜いたり、香味野菜をトッピングしたりすれば、味はピカイチ。箸の止まらないおいしさです。 また、ひたひたの煮汁で煮付けにすると、調理中に青魚から出る脂と調味料が旨みを補強し合って味も深まり、身もふっくら。大事な脂もおいしく逃さずいただけます。おいしい脂はしっかりゲットして、健康的な毎日を送りましょう
下処理も簡単!青魚の脂をたっぷり摂れる炊き込みご飯レシピ
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