離乳食中期（生後7〜8ヶ月）の進め方
離乳食を始めて1ヶ月をすぎた頃からペースを1日2回にし、生後7〜8ヶ月頃からは舌でつぶせる固さ（豆腐ぐらいが目安）のものを与え始めます。いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていきます。
母乳・ミルクの量と回数
離乳食とは別に、母乳は子どもが欲しがるだけ、ミルクは1日に3回程度与えます。
与える食品の種類と量
おかゆ（7倍がゆ〜5倍がゆ）、野菜・果物、たんぱく質性食品を組み合わせた食事にします。固ゆでにした卵黄・白身魚・ヨーグルト・鶏ささみ肉・豆類など、与える食材の種類を徐々に増やしていきます。食事1回あたり、おかゆは50〜80g、野菜は20〜30g、魚・肉は10〜15g、豆腐は30〜40g、卵は卵黄1個〜全卵1/3個、乳製品は50〜70gを目安に与えます。
食品のかたさ・大きさ・味つけ
指でかんたんにつぶせるかたさ（豆腐くらいのやわらかさ）を目安に、こまかいみじん切りから始め、なれてきたら3〜4mm角くらいの粗みじん切りにしていきます。調味料はまだ使わず、素材やだしの味が中心です。
はちみつは満1歳になってから
はちみつに混入したボツリヌス菌が原因で、乳児ボツリヌス症（※）になることがあります。はちみつは胃腸管の働きがしっかりしてくる1歳すぎまで与えないほうがよいとされています。
※乳児ボツリヌス症 … 生後1週間から12ヶ月の乳児が口からボツリヌス菌を摂取し、ボツリヌス菌が大腸で増殖することにより、筋肉の弛緩性や呼吸器官が麻痺する症状が出る。
参考：厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド「離乳編」
