お料理を楽しむにあたり、知っていただきたい食材・調理器具の注意点
料理をもっと楽しんでいただくために、クックパッドへのお問い合わせの中から、安全に関わるものやご質問の多い情報をまとめました。ぜひ、お料理をする前にご一読ください。
電子レンジを使った調理
「液体」加熱時の急激な沸騰による内容物の飛び散りに注意
電子レンジで液体を加熱すると、沸点に達しているにもかかわらず沸騰せず、何らかのショックを受けると、急激に沸騰をおこし液体が飛び散ることがあります(突沸現象といいます)。やけどの原因になりますので、特にご注意ください。
突沸を防ぐために「加熱しすぎない」「加熱しすぎた場合、少し時間をおいてから取り出す」などの注意をしましょう。
電子レンジでの突沸に注意! - 東京都の消費生活総合サイト 東京くらしWEB
「卵」の加熱による爆発に注意
殻から取り出し、 溶きほぐすか、卵黄に切れ目を入れてから加熱してください。調理後はすぐに取り出さず、少しさましてから取り出しましょう。
※卵以外にも、殻つきのナッツやぎんなん 、皮を剥いていないバナナやじゃがいもなども同様の恐れがあります。また、電子レンジで使える調理器具については、必ず、電子レンジの取扱説明書に従ってください。
「金属やプラスチック製容器」「アルミホイル」加熱時の注意
金属装飾付皿やアルミホイルを電子レンジで加熱すると、火花が散り故障の原因となります。また、油分や糖分(生クリームやカラメルなど)を多く使ったものを、プラスチック容器で温めると容器の変形がおき、容器が食品に溶出してしまうことがあります。加熱に適した容器、手順で調理をするようにしてください。
0:48に卵の加熱による破裂例、3:48に金属製品を加熱した場合の発火例、4:45に突沸の発生例(京都府公式動画チャンネルより)
圧力式炊飯器を使った調理
蒸気・内容物の吹き出しに注意
炊飯器を取り扱う際は、以下のことは行わないでください。蒸気や内容物が吹き出し、やけどの原因になります。取扱説明書の指示に従ってください。
- 炊飯中にふたを開けない。「開」ボタンを押さない。「半ロック状態」になると加圧時にふたが開き、内容物が飛び出す恐れがあります。
- 内釜に蒸気口を防ぐものを入れない。豆の皮が蒸気口をふさぐ場合もありますのでご注意ください。
- ふたが重くて開かない状態から無理に開けようとしない。
圧力式炊飯器の安全な使用方法について調査しました - 東京都の消費生活総合サイト 東京くらしWEB
圧力鍋を使った調理
多量の油を入れた状態で絶対に調理しない
揚げ物など、多量の油などを使った調理は圧力鍋では絶対に行わないでください。鍋の爆発事故や、高温の油の噴出、油分が多く含まれた蒸気への引火事故などが報告されており、大きな怪我に繋がる可能性があります。
取扱説明書をよく読み、禁止されている方法での調理は絶対に避けてください。
乳幼児向けのレシピについて
特定のレシピ以外は、当社では乳幼児向けの安全性は確認しておりません。調理方法や使用される食材については月齢や年齢に応じたものをご利用ください。また、食材の切り方や調理法によっては窒息事故につながる恐れがありますので、ご注意ください。
<例>
- 1歳未満の乳児にはちみつを与えない、粉ミルクは70°C 以上の湯を使用し、適温まで短時間で冷却する
- 3歳頃までは豆やナッツ類は与えない
- クックパッドニュース:はちみつは1歳未満の乳児に与えてはいけないって知っていますか?
- 厚生労働省:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて
- 消費者庁:子どもの窒息事故にご注意ください!