スポンジケーキで失敗しないための基本
しっかり泡立てることと粉類をさっくり混ぜ合わせることが基本です。別立てスポンジケーキと共立てスポンジケーキで細かいポイントが異なります。
別立てスポンジケーキ
①しっかりしたきめこまかいメレンゲを作る
卵白を、角が立つまでしっかりと立てます。十分に泡立てることで、粉類を混ぜ合わせたときに生地のボリュームが一気にさがるのを防げます。砂糖を加えるタイミングは、メレンゲが十分に立ってきてからです。2回に分けて加えることで、きめが細かく泡がつぶれにくいメレンゲになります。
②粉類はさっくり、切るように混ぜる
粉類を混ぜるときは、泡だて器ではなくゴムべらを使い、メレンゲの気泡をつぶさないように、縦にヘラを持ってさっくり切るように混ぜます。
共立てスポンジケーキ
①卵の泡立ては、ハンドミキサーを使う
十分に泡立てるには、泡立て器よりもハンドミキサーがよいです。ハンドミキサーを使っても、全卵3個を泡立てるのに7分程度はかかります。
②卵がもったりするまで十分に泡立てる
全体が淡いクリーム色になり、もったりとするまで十分に泡立てます。目安は、生地を持ち上げた時に軽く積もってゆっくりと消えるくらいです。泡立ての最後の1分は高速から低速に落とし、大きな気泡をつぶすようにして全体の気泡のキメを整えます。
③粉類はさっくり、切るように混ぜる
粉類を混ぜるときは、泡立て器ではなくゴムべらを使い、メレンゲの気泡をつぶさないように、縦にヘラをもってさっくり切るように混ぜます。
監修:関岡弘美(料理研究家)