黒糖(黒砂糖)とは

濃厚な甘さと独特の強い風味をもった黒褐色の砂糖。さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めたもののため、各種のミネラル分が豊富に含まれ、一方で渋みや苦みも残ります。

そのまま食べるほか、かりんとうや駄菓子作りなどに使われます。昔からの産地である九州地方や沖縄地方では黒糖を使った料理や郷土菓子が多くあります。

砂糖の名称 特徴 使用用途
上白糖 白く、きめが細かく、しっとりしている。くせがなく、水に溶けやすい 料理、お菓子づくり、飲み物など
グラニュー糖 結晶が上白糖より大きく、サラサラ。くせがなく淡白 お菓子づくり、コーヒー・紅茶など香りを大切にする飲み物、素材や風味を生かしたい料理
三温糖 褐色で特有の風味がある。甘さが強く感じられる。焦がして使う時に早く香ばしくなる 煮物・佃煮など強い甘さとコクを出したい料理
きび砂糖 さとうきびの風味とミネラルが活きている 煮物などの料理、お菓子づくり
黒糖 さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めたもの。独特の強い風味と甘さがある そのまま食べる、かりんとうやパウンドケーキなど独特の風味を生かしたいお菓子
ざらめ糖 結晶がグラニュー糖より大きく、光沢がある お菓子づくり(ゼリーなど)、果実酒づくり、漬物、煮物
氷砂糖 氷のような大きな結晶。純度が高く、溶けるのに時間がかかる 果実酒づくり
粉砂糖 グラニュー糖を粉砕して作る、粒子が細かい雪のような砂糖。溶けやすい ケーキやクッキーのデコレーション、果物にかける
フロストシュガー かたまりにくく、溶けやすい。ヨーグルトに添付されていることも 冷菓づくり、果物やヨーグルトにかける
和三盆 結晶が非常に小さく口どけがよい 和菓子づくり