カレンの台所〜鶏の唐揚げの物語〜
作り方
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鶏もも肉を子どもの頃に集めたガチャガチャサイズくらいの形に切ります。
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2
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透明度まではいかないがスーパーでよく見かけるしもらうビニール袋を二重にします(豪快な方はジップロックなど)。
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3
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そこに冷たい何も知らない鶏肉を入れてあげます。
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4
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やれやれとボッタリくつろぐ鶏肉に、上からいくつかかけ流していきます。
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5
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まずリーダーとして先に流れるのは、お醤油を全員に気づかれるくらいの量、お酒も同じく全員気づく量。
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6
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乾燥しきった粒に見える鶏ガラスープの素を、こんな量で味するか? との程度にふります。
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7
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匂いが取り柄な、にんにく、生姜を、鶏肉ひとつにアクセサリーをつけるくらいの気持ちでつけてあげてください。
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あとはごま油をご褒美あげるくらいにします。
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9
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最後に気前よく塩胡椒して鶏肉への刺激は終わります。
順番は自由です。
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そうしましたら開きっぱなしの入り口を柔らかく結んでください。
あとでまた開けます。
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自分が二の腕気にして触ってるくらいの力で鶏肉をさらに最終刺激します。
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うわっこりゃすごい色だ!と濃さや匂いに驚かれてる方は、15 分くらい冷蔵庫で冷やしたらもう漬けるのをやめましょう。
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わぁもういい匂いだお腹すいた!と笑顔になる方は、そのまま30 ~ 60 分冷蔵庫にて鶏肉を休ませてあげてください。
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あっという間に、待たせている鶏肉を思い出す時間になります。
面白いくらいにブったりした鶏肉があるはずです。
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好き好きな入れ物に片栗粉と少しの小麦粉を入れて、潤い満タンの鶏肉を一気にパサパサ雪世界にしてあげます。
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私はたまにの油物なので、ここは贅沢御免でオリーブオイルを170度くらい熱々にします。
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170 度にいきましたら、パサパサ鶏肉をおにぎりを一握りの気持ちで「いってこい」の後押しで油へ。
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すぐさま何かしらの反応を見せたら、あ、楽しくやってるな、と見過ごしてあげてください。
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何の反応もしてくれなかったら一旦取り出してください。油がまだ170 度ではありませんそれは。
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そして全体的に薄茶色になったら、一旦油取り紙(料理用)みたいのに移し、さらなる高温に油を熱くします。
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180 ~ 190 度にして、懲りずにまた唐揚げを油へ沈めてください。
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だんだんとキャピキャピ音が高くなってきたら、
ほんとに出してくれの合図です。
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しっかりここではコミュニケーションとってください。
これ以上茶色な唐揚げ見たくない! ってタイミングでもいいです。
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そんな鶏の唐揚げの物語でした。
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コツ・ポイント
私は味が濃いのが好きなので、薄いのが好きな方はこれから話すよりは自分で決めてくださいね。
このレシピの生い立ち
「カレンの台所」より
https://www.amazon.co.jp/dp/4801400752
文・料理:滝沢カレン
イラスト:よしもとなな
写真:三輪友紀(株式会社スタジオダンク)