梅干しの漬け方 の画像

Description

塩分10%の減塩梅干しを、清潔第一で作っています。
添加物を一切加えてないので、安心して食べられ、常温保存可能です。

材料

梅漬けの塩(粗塩)
2.5kg(梅の重さの10%)
2本(1.8ℓ×2)
氷砂糖
750g(梅の重さの3%)
霧吹き器
1個
ハカリ
1台(1kg以上量れるもの)
計量カップ
1個
小皿
6~8枚位
ボール
1個
2個(50ℓ位)
ビニール袋(丈夫なもの)
1枚
清潔なタオル
1枚
押し蓋
1個
重石
25kg位(梅の重さと同量位 但し,10kg以下の場合は、梅の重さの2倍量)
ビニールの風呂敷
1枚
太いゴム紐
1本
ちりめん赤紫蘇
25袋(梅1kgにつき、250~300g入りの赤紫蘇を1袋の割合)
もみ紫蘇の塩(粗塩)
300g(洗って乾かした紫蘇の重さ3.75kgの8%)

作り方

  1. 1

    <材料>
    梅は肉厚で種が小さい南高梅、塩は梅酢の上がりが良い粗塩、紫蘇は発色の良いちりめん紫蘇を使用。傷梅は極力除く。

  2. 2

    <用具>
    樽は紫蘇入れの時、梅の天地返しをする為、2個用意。重石は梅酢が上がった後、減らし易いように、何種類かを用意。

  3. 3

    写真

    梅は1粒ずつ洗う。ごしごし洗う必要はなく、軽く汚れを取る感じ。盆ザルに平らに並べ一晩置くと、水気が切れ、拭く必要がない。

  4. 4

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    竹串を使い、なり口のホシを取り除く。熟している梅は、ポロッと取れる。
    ホシを取り除きながら、梅を選別する。

  5. 5

    写真

    熟し過ぎてオレンジ色の梅は、潰れるので取り除き、ジャムなどにする。↑のような青い梅は、残し、黄色くなるまで、追熟させる。

  6. 6

    写真

    ↑は、選別して漬ける梅。

  7. 7

    写真

    樽の内側を、ホワイトリカーを入れた霧吹き器で吹きつけ、消毒する。

  8. 8

    写真

    塩を小皿6~8枚に、90gずつ取り分けておく。計量カップにホワイトリカー80ccを用意する。

  9. 9

    写真

    ハカリにボールを載せ、梅1kgを量り、ビニール袋に入れる。ホワイトリカーを注ぎ、ビニールの口をふさいで、梅全体にまぶす。

  10. 10

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    塩90gを入れ、ビニールの口をふさいで、梅全体にまぶす。タオルの上で、平らにして、軽くゴリゴリする。裏返して同様にする。

  11. 11

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    樽の上で、ビニールの閉じた口をパッと開き、梅を樽の中に入れる。この作業を、漬けるキロ数だけ繰り返す。

  12. 12

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    最後にビニール袋を裏返して、梅を平らに整える。
    10g×漬けるキロ数分の塩を振り掛ける。

  13. 13

    ⑫では、塩は下に沈み易いので、10%の塩の内、9%(90g)で漬け、1%(10g)を漬けるキロ数分、最上段に振り掛ける。

  14. 14

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    押し蓋と重石、ビニールの風呂敷にホワイトリカーを吹きつける。押し蓋、重石を載せる。

  15. 15

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    ビニールの風呂敷を被せ、ゴム紐で縛る。

  16. 16

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    翌日には、梅酢が上がるので、重石を軽くするが、一挙に減らさず、梅酢の上がり具合を見ながら、まずは8.5kgに。

  17. 17

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    追熟させた梅は、1~2日後位に、すでに漬けてある梅の上に、⑧から⑮の手順で漬ける。

  18. 18

    梅酢が上がったら、カビ予防と円やかさを出す為、氷砂糖を入れる。一度に入れると、梅の皮が硬くなるので、毎日少しずつ。

  19. 19

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    氷砂糖750gを6日分で割り、1日125g。それを朝と夜、60gと65gに分けて、押し蓋の周りにスプーンで落とす。

  20. 20

    梅酢がたっぷり上がったら、紫蘇入れ(漬けて3日後位)。紫蘇を葉だけ摘み取り、大きな桶で水が澄むまで綺麗に洗う。

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    盆ザルの上に広げ乾かす。

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    水分の切れた紫蘇に分量の塩の半量をまぶし、力を入れてもむ。黒ずんだアク汁が出るので、捨てる。

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    紫蘇を搾ってほぐし、残りの半量の塩をまぶして、再度力を入れてもむ。このアク汁も捨てる。

  24. 24

    紫蘇の量が多い場合は、半分ずつ分けてもむ。

  25. 25

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    紫蘇を搾ってほぐし、ホワイトリカーを吹きつけ消毒する。別の樽に、ホワイトリカーを吹きつけ、両手にも吹きつける。

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    樽に梅の1/4量を移し、紫蘇の1/4量を載せ広げる。これを後3回繰り返す。

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    最上段は紫蘇が押し蓋から外れないように、周囲には、紫蘇を置かない。
    押し蓋から外れた紫蘇は、浮いてカビの原因になる為。

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    梅酢を注ぎ、最後に、ホワイトリカーを吹きつけ、押し蓋、重石、ビニールの風呂敷にもホワイトリカーを吹きつける。

  29. 29

    押し蓋、重石を載せ、ビニールの風呂敷を被せ、ゴム紐で縛る。

  30. 30

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    1日経つと、梅酢が押し蓋の上まで、上がって来る。

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    重石は、重すぎると梅が潰れてしまうので、徐々に、8.5→5→2.5kgと減らす。最終的に2.5kgで梅酢がたっぷり上に。

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    1週間後の様子。紫蘇の色が、しっかり出ている。

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    土用干しまで、家の中で一番涼しい場所(土間など)に置く。毎日、梅酢の状態を確認する。

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    梅を漬けてから、土用干しまで、3週間以上置くのが理想。最低でも、2週間は必要。私は、3~4週間で干すことが多い。

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    4週間後の様子。
    紫蘇の色が色濃く出ている。

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    梅の土用干しは、コチラ(レシピID : 5178527)。

コツ・ポイント

大量に漬ける場合、⑧で、予め塩を取り分けておくと作業し易い。ホワイトリカーは蒸発するので、1kg漬ける毎に用意する。⑩の作業は、とても大切で、梅に良く塩を擦り込むことで、梅酢の上がりが良くなる。減塩梅干しでは、梅酢を早く上げることが重要。

このレシピの生い立ち

ライフワークの「梅干し作り」を、記録として残す為、upしました。家庭で漬ける減塩の限度と言われている10%の梅漬けなので、大敵のカビを生やさないよう、細心の注意を払っています。漬けた梅は、比較的涼しい古民家の土間で土用まで保管しています。
レシピID : 5159082 公開日 : 19/07/14 更新日 : 20/02/22

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

7 (2人)
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7.15 梅雨が明けるのを、待ってます!
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6/21 約14キロ漬けました M、Lサイズ
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土用干しの出番待ちです!
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梅屋さんから、いつもの南高梅を購入出来ず、超・不揃いの自宅の庭で採れた梅ですが 16キロ余り漬けました 期待薄です