重曹・ベーキングソーダとは

焼き菓子の膨張剤や野菜のアク抜きに使われる白い粉末状の食品添加物のことです。様々な調理効果があるため、料理・お菓子づくりの幅広い用途に使われます。重曹とベーキングソーダは同じものを指します。

混同されやすいものにベーキングパウダーがありますが、ベーキングパウダーは重曹をベースにその効果を助ける素材を組み合わせて作られており、特に焼き菓子に加えたときの仕上がりが重曹とは異なります。

ベーキングパウダーとベーキングソーダ(重曹)は代用できるか
生地がふくらむという点では代用可能ですが、焼き色や風味が変わるなど、全く同じ仕上がりにはなりません。ベーキングパウダーをベー...

重曹(ベーキングソーダ)の主な調理効果

生地をふくらませる

小麦粉・バター・卵・牛乳などと混ぜ合わせて加熱するとよくふくらみますが、重曹を入れすぎると苦味が強くなるため、入れる量には注意します。

アクを抜く

ぜんまいなどの山菜やたけのこなど、繊維が多くアクの強い野菜は、ゆでるときに重曹を加えることで繊維がやわらかくなり、アクが抜けやすくなります。

素材をやわらかくする

乾燥豆を戻す水に重曹をひとつまみ加えることで、豆が柔らかくなります。肉料理の下ごしらえに重曹を少量加えることで、肉を柔らかくすることもできます。