【江戸の味】麦飯卵(ばくはんたまご)
作り方
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1
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大麦約5合をよくふやかす。
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2
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(1)を水で洗い、麦飯を炊く。これには、米を2合ほど混ぜておく。
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3
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(2)を炊き上げてから、麦飯をざるに入れ、水の中でよく洗い、水をかけて雫を切る。
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4
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再び(3)を釡に入れる時、釜の中に卵を25個割り入れて、よく混ぜ合わせる。
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5
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古酒を小盃に1杯半入れ、(4)の麦飯とよく混ぜ合わせる。
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6
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(5)を炭火で炊く。
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7
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但し、釡の底には、水洗いした菓子昆布を一枚敷き、その上に麦飯を入れる。これは飯を焦がさないためのものの様だ。
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8
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汁は甘口にする。 加味は、見合わせて入れる。
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9
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【元文献の記述1/8】
大麥を 凡五合ほどよくよばし
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【元文献の記述2/8】
水にて洗ひて飯に焚 尤も米を二合ほど入ルなり
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【元文献の記述3/8】
飯焚上ケて 右の麦めしを 〓(*「竹冠」+「梢」)に入レて水の中にてよく洗ひ 水を掛雫をたらし
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【元文献の記述4/8】
扨又釡に入レるとき 此中へ玉子を廿五ほど わりて よく交
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【元文献の記述5/8】
古酒を小盃に 一はい半入右の麦飯の中へよく交合セて
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【元文献の記述6/8】
扨炭火にて 焚べし
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【元文献の記述7/8】
但し釡の底へ 菓子こんぶを一枚 水にて洗ひ敷其上へ麦めしを入ルなり 是はめしの焦ぬやうなり
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【元文献の記述8/8】
扨汁は 甘口にすべし 加味は 見合すべし
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コツ・ポイント
このレシピの生い立ち
文献:『萬宝料理秘密箱』寛政7年(1795年)
制作:人文学オープンデータ共同利用センター
詳細:http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/recipe/025.html.ja
制作:人文学オープンデータ共同利用センター
詳細:http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/recipe/025.html.ja