17世紀のうなぎのパスターテ
Description
1615年刊行の料理書より。「こんな食べ方あったんだ!」と、新たなうなぎの魅力に気づける温故知新レシピ。
材料
(8)
作り方
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1
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燻製うなぎを入手する。白焼きとはかなり異なるので、代用は難しい(※日本からの最寄販売店は、アムステルダム空港内です)
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2
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指の長さ程度に燻製うなぎを切り、背骨を抜く。
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3
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うなぎに塩コショウ・しょうがをまぶす。身の全体を覆うくらいしっかりと。
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4
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フライパンでバターを熱し、塩コショウ・レーズンを加えながら飴色になるまで玉ねぎを炒める。
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5
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厚いままのパイシートのうえ(奥半分)に4を敷き、その上に3を置いてパイシートを畳む。手前側のパイシートを蓋状にする。
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6
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中のうなぎ油が溢れ出ないよう、パイシートの端を押さえてしっかりと封をして、200度のオーブンで約30分焼く。(完成)
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コツ・ポイント
■鰻は、上流階級で食べられる場合、16世紀以降は燻製にされました。
■レーズンは、原文レシピではブランデー漬けではありません。ただし最高級品を使いました。
■当時はまだパイ生地が発明されていません。その点は現代人向けアレンジです。
■レーズンは、原文レシピではブランデー漬けではありません。ただし最高級品を使いました。
■当時はまだパイ生地が発明されていません。その点は現代人向けアレンジです。
このレシピの生い立ち
プロイセンのフリードリヒ大王が好んだうなぎのパスターテとはどんな味か体験すべく、大王の生きた時代・地域に近いうなぎレシピを探しました。バルト海方面には【玉葱・レーズン】ではなく、【ビーツ・西洋わさび】の組み合わせもあるようです。