島崎藤村「破戒」“ニシン”味噌田楽
Description
物語に登場する“魚田(川魚の田楽)”をスーパーで購入した干物で試作。小説の再読すらしない、いつものヱヱ加減な勘働きです
材料
(1人分)
鯡干物(小サイズ)
1尾分
1枚
八丁味噌
大さじ1
料理酒
小さじ1
三温糖
小さじ2
おろし生姜(チューブ入)
小さじ1/2
オリーブ油
適量
あおさ粉・ケシの実
少量
串(田楽用)
数本
作り方
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1
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ニシン干物に串を打ちます(完成写真をご参考)。田楽・演出のためだけなので、実際のところ串打ちは不要です
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2
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ごく弱火のフライパンで八丁味噌、酒、三温糖、生姜を練り合わせる。適度なとろみ加減で火を止めて“田楽味噌”とします
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3
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オリーブ油を引いたフライパンで串ニシンを片面ずつソテーする
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4
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片面が焼けたらチーズを載せ、更に“田楽味噌”を塗る。チーズがトロリとなったところで火を止め、あおさ・ケシを振って完成
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コツ・ポイント
チーズと味噌は相性が良い、ナンテことを小耳に挟みましたので試しました。若干、味わいがマイルドになったような気がします。今回は炙るだけでOKの鯡干物を使いましたが、干物を使う場合は“うす塩味”がおススメです
このレシピの生い立ち
主人公・瀬川丑松と、のちに兇刃に斃れる社会思想家の二人が魚田に舌鼓を打つ場面があったと思う。移民となった丑松…新天地でも地元食材を使った魚田作りに腕を振るったことであろう…そんな時、ふっと彼の脳裏に故郷の美しい山河が蘇った…かも知れない