ひと煮とは

ほんの1〜2分、沸騰しない程度の火加減で煮ること。食材を鍋に入れた後、その食材が温まる程度に加熱する場合によく使われる言葉です。

同じような言葉に「ひと煮立ち」があります。「ひと煮立ち」はまずぐらぐらとわき立つまで加熱し、その状態で少し煮ることを意味する一方、「ひと煮」は煮汁が沸騰しないうちに火を止めます。

火の通りやすい野菜や長く煮ると色がかわってしまう野菜(いんげんや絹さやなど)を煮物の最後に加えるときや、味噌汁の味噌を溶き入れた後、香りが立つ程度に少し温めるときなどによく使われる言葉です。

味噌を入れた後ひと煮して火を止める