若狭名物へしこ (鯖の糠漬け)の画像

Description

初見は塩辛さ(所謂大辛)に面喰らうけど、何故か次が欲しくなる鯖の糠漬け(´д`)
工程は簡単、必要なのは時間だけ!飯友!

材料 (5~6食分)

1尾(半身2切れ)
塩(下漬け用)
大さじ3~5
使う道具
巻き簀
1本
フリーザーバッグL寸
2袋
ラップ
適量
輪ゴム(太めがよい)、紐など縛るもの
2つは必要
本漬け用糠床
100~120g
15~20g
みりん
30cc
大さじ1
味の素
小さじ1/2
鯖を塩漬けにした際の浸出液
有るだけ
鷹の爪
2本

作り方

  1. 1

    まず、鯖選びについて極力脂のノリがいいものをオススメします。
    ノルウェー産などが良いです。
    発酵時に旨味の元となります。

  2. 2

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    鯖の切身に塩をまぶします(塩鯖なら1切れにつき大さじ1.5、生なら大さじ2以上)。
    これをフリーザーバッグに密閉します。

  3. 3

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    鯖を密閉したフリーザーバッグの上から巻き簀で締め付けて輪ゴムや紐で縛ります。
    冷蔵庫で1週間寝かせます。

  4. 4

    1週間の塩漬けが済んだ鯖を、汁と身に取り分けます。
    汁は次の工程で使いますので棄てない事!

  5. 5

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    糠床の材料を鷹の爪以外混ぜます。
    水気が足りない場合は少しだけ足します。
    これを塩漬けにした鯖にどっさり付けます。

  6. 6

    写真

    糠を付けた鯖と唐辛子をラップに包み、密閉。
    これをさらにフリーザーバッグに密閉し、再度巻き簀で締め上げます。

  7. 7

    写真

    これを半年程、冷蔵庫(野菜室)で寝かせて完成です。
    浅漬けなら3ヶ月ほどです。
    この開始日のメモを貼り付けておきます。

  8. 8

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    漬け上がったものを切り分け、糠を軽く落としグリルで焼いて食べます。
    生食の場合は半年以上漬ける事、また工程12参照。

  9. 9

    ※補足①
    安全のため冷蔵庫で寝かせるので熟成は遅めです。
    常温での放置(特に気温が高い時期)はしないようお願いします。

  10. 10

    ※補足②
    熟成具合は身の色が目安になります。
    3ヶ月⇒ほぼ元の色。
    半年以上⇒醤油漬けのように色付く。

  11. 11

    ※補足③
    3ヶ月漬けで7~8割程度味は出来上がります。
    以降、糠の風味が中まで深くなっていきます。

  12. 12

    ※お願い
    『魚類を調理する際の注意』をよくご確認下さい。
    (当レシピ内にCookpadのリンクがごさいます)

コツ・ポイント

小虫が糠に紛れないように仕込み時期は冬、糠は市販の煎り糠が良いと思います。
下漬けの塩は多めでも良いです(特に生鯖)、少ないと腐ります。

糠床は量多めです。鯖が2尾(半身4枚)まで間に合うくらいです。
基準として糠100gとしました。

このレシピの生い立ち

糀を混ぜるやり方(コンカ漬け)もありますが、発酵が強く(たんぱく質の分解?)やや『なれ鮓』に近くなります。
食べ比べた好みでご判断を。

祖母の味・丹後・若狭・石川と食べ比べ、仕込みも体験した上で家庭向けに落とし込みました。
レシピID : 6359233 公開日 : 20/10/24 更新日 : 20/10/28

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