電子レンジで加熱をしてはいけない食品に注意

食品の中には、加熱をしてはいけない食品があります。破裂による飛び散りや、衝撃による庫内底面・ヒーターの割れなどによって、やけどや怪我をする恐れがあります。

加熱をしてはいけない食品は?

卵、栗や銀杏など「殻や膜のある食品」は破裂の恐れがあります。 卵調理用器具を使用して、ゆで卵などをレンジ調理する場合でも破裂することがあります。庫内で破裂しなくても、取り出した後に破裂することもあります。

クックパッドで破裂報告があった事例

  • 卵(生卵、ゆで卵、目玉焼きなど)
  • 殻をむいてない栗、銀杏
  • ゆで卵が入っている料理(おでん、煮物など)
  • 皮をむいてない野菜や果実(バナナ、じゃがいもなど)
  • 薄い膜のある食品(たらこ、鶏むね肉、鶏ささみ、イカ、ソーセージなど)

予防策は?

  • 取扱説明書に従い、加熱をしてはいけない食品は加熱しない。
  • 取扱説明書に記載のない食品でも、殻や膜がないか確認してから加熱する。
    ※必要な下処理(殻や膜を割るなど)をすることで加熱できることもあります。ご家庭で使用しているレンジの取扱説明書で確認してみましょう。

破裂するのはなぜ?

加熱によって、殻や皮膜の内部に発生する水蒸気の圧力が急に高まり、破裂します。 例えば、生卵は卵黄に膜がありますし、殻をむいたゆで卵や目玉焼きなども卵黄に膜があるため破裂します。

参考

一般社団法人 日本電機工業会:「オーブンレンジ・電子レンジ(安全/正しい使い方)」
「栗を電気オーブンや電子レンジで加熱するときの注意」