【杜氏直伝】酒粕の保存方法
Description
酒粕の保存方法について。
材料
酒粕
どんどん利用しましょう!
作り方
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酒粕とは日本酒を搾った後に残る固形物。
ビタミン・ミネラル・食物繊維・ペプチド・酵素成分が多量に含まれている健康食品。
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伝統的な酒造りの季節は、晩秋から冬そして初春まで。
酒を造り、搾る。圧搾機を開いたら、こんな風に濾布に張り付いている。
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濾布から剥がして切って袋詰めしたものは、『板粕』又は『新粕』と呼ばれる。
酒を搾っている、冬から初春のみ手に入る。
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板粕を常温に置いておくと、段々柔らかくなり、ねり粕になる。熟成方法としてレシピID:1722555 参照。
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つまり、ある段階のまま熟成の進行を止めたいとすれば、冷蔵すればよいとうことになる。
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よって保存は、袋から出して密閉容器に移すと良い。
アルコール分が蒸発して乾燥すると、そこからカビるので注意。
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しばらく使わない時は、密閉容器に入れた酒粕の表面に、乾燥を防ぐためにラップを敷くと良い。
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冷凍も可。
冷凍すれば熟成の進行はほぼ完全に停止する。
例えば、板粕を冷凍すると、板粕のまま何年でも居てくれる。
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たくさん手に入った時は、小分け冷凍するとよい。
小分け分をラップにキチンとくるんで、しかる後に保存袋に入れると完璧。
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近くの地酒蔵から出る美味しい酒粕を探し、味比べしてはいかが。
『おわら娘』醸造元・玉旭酒造の酒粕、見かけたらご贔屓に。
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2011年8月18日のごはん日記で、「粕歩合」なる酒造関係数字と酒粕の旨さについて、少々専門的ながら叙述。
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2011年8月21日のごはん日記で、酒粕の栄養分についてのリンクなどを紹介。
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コツ・ポイント
とにかく、乾燥を防ぐことにつきますね。
このレシピの生い立ち
酒粕の上手な保存方法について。酒造責任者・杜氏職にあるsakeshima、ちょいと解説致します。