ほうれん草のアク抜きは可能?比較実験

ほうれん草のアク抜きは可能?比較実験の画像

Description

ほうれん草を低温調理する場合、
アクがきちんと抜け、しかもきれいな緑色で
美味しく仕上げることが出来るのか?
徹底検証!

作り方

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    ①鍋で塩茹で→冷水にさらす

    鍋に1.5リットルの湯を沸かし、15gの塩を入れて混ぜる。(約1%の塩水

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    沸騰した塩水にほうれん草を茎の方から入れ、15秒したら葉の部分も入れて20秒茹でる。裏返してさらに20秒茹でる。

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    引き揚げて氷水に落とし、3分したら引き揚げて水気を絞る。

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    ②BONIQ 95℃ 2分→冷水にさらす

    フリーザーバッグにほうれん草100gと塩1gを入れ空気を抜いて真空密封する。

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    BONIQ 95℃ 2分 で低温調理する。
    引き揚げて氷水に落とし、3分したら引き揚げて水気を絞る。

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    ③サラダほうれん草 BONIQ 95℃ 2分→フリーザーバッグのまま冷却

    フリーザーバッグに、カットした

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    サラダほうれん草100gと塩1gを入れ、空気を抜いて真空密封する。
    BONIQ 95℃ 2分で低温調理する。

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    引き揚げてフリーザーバッグごと氷水に落とし、3分したら引き揚げる。水気を絞る。

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    結果①鍋で塩茹で→冷水にさらす

    エグみなし。②と比較するとやや水っぽい。

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    結果②BONIQ 95℃ 2分→冷水にさらす

    エグみなし。塩が浸透してほうれん草の旨みを引き出す

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    結果③サラダほうれん草 BONIQ 95℃ 2分→フリーザーバッグのまま冷却

    ①②に比べ味が薄く、歯ごたえなくなった

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    調理前の生の状態では、一般的なほうれん草(スーパーで一番見かける交配種)はサラダほうれん草に比べ強いエグみを感じたが、

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    それぞれ調理後は・・・
    ①②③どれも同じくらいエグみは気にならなかった。
    「②BONIQ 95℃ 2分」もきちんと

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    アク抜き出来ていたことになる。
    「①鍋で塩茹で」のものは普通に美味しいが、②と比較するとやや水っぽさを感じた。

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    塩の浸透の仕方に違いがあるのかもしれない。②は塩が甘さと旨みを引き出している。

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    「③サラダほうれん草 BONIQ 95℃ 2分」はアク抜きの必要がないので水にさらさないで使えるというメリットがあるが、

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    一般的なほうれん草に比べ味が薄く歯ごたえがなくなってしまった。用途通りに生食するのが一番美味しく食べる方法のようである。

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    一般的なほうれん草より割高でもあるので、加熱調理する場合の代用品としては向いていないと考えられる。

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    つまり、「②BONIQ 95℃ 2分」はBONIQ後に冷水にさらせばアク抜きが可能であり、水にさらした後もほうれん草に

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    塩が浸透しており、本来の旨みを引き出していた。
    また塩と共に調理すれば変色することもなかった。

コツ・ポイント

低温調理の場合アク抜きをどうするか?をクリアする必要がありました。しかしBONIQ後にほうれん草を水にさらすことでアク抜きがきちんとできるばかりか、従来法よりも素材に塩を浸透させられて旨みを引き出し、より美味しく仕上げることができました。

このレシピの生い立ち

葉物は変色しやすいのが難点でしたが、今回は塩がクロロフィルの緑を安定させ、調理時間を短くすることで変色を防ぐことができました。
これは新たな低温調理の可能性の発見です。
早速、他の料理に応用したいと思います!
レシピID : 5767071 公開日 : 19/08/02 更新日 : 19/08/02

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