簡単!ヘルズのソーダブレッド:レーズン

簡単!ヘルズのソーダブレッド:レーズンの画像

Description

混ぜて焼くだけ。ナチュラルで簡単なヘルズ流のソーダブレッド(クイックブレッド)。モッチリして、すごく美味しいんです。

材料 (食パン型 縦195×横95×高さ95)

3g
具材
ラム酒漬けレーズン
スプーン山盛2杯(なくてもOK)
液体
300cc

作り方

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    <ソーダブレッド>
    重曹(炭酸水素ナトリウム)と酸、液体によって炭酸(ソーダ)を発生させ膨らませる古典的なパンです。

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    <ポイント>
    ソーダブレッドは重曹にヨーグルトやバターミルクなどを使いますが
    重曹とクエン酸が一番膨らみやすいです。

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    食パン型1斤(縦195×横95×高さ95)にクッキングペーパーを敷きます。

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    <ポイント>
    パン型に直接入れて焼くと、表面が固くなります。
    クッキングペーパーを敷いた方が美味しく焼けます。

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    計りにボウルを乗せて、粉の重さを計りながら、順番に入れていきます。

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    <重曹も塩分あり>
    重曹=炭酸水素ナトリウム。塩分は塩の約70%。
    粉の2%の塩=重曹5g+塩3g。

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    <重曹の量>
    粉300gで重曹5gを基準にしていますが、多く入れても、膨らみは変わりません。入れすぎると、塩辛くなります

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    粉の計量後は、粉をシャモジで軽く混ぜます。
    (シャモジはヘラよりも混ぜやすいです。)

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    鍋にレーズンと水を入れ加熱。沸騰前に火を止めます。レーズンの油膜が取れて、ふっくらします。

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    レーズンをザルでしっかりと湯切りします。

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    鍋にレーズンを戻し、ラム酒漬けのレーズンをスプーン山盛2杯入れ、軽くまぜて少し置くと、全体にラムの風味が染み込みます。

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    粉に300cc(300g)の水を加えます。粉や季節によって水分量が変わってきます。まずは9割程度の水を入れて下さい。

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    混ぜる前に、レーズンも加えます。

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    混ぜて合わせます。
    状態を見ながら、残りの水も足して混ぜます。

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    底に粉が残ったり、生地が固い場合は、水を少量足して混ぜて下さい。

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    <混ぜすぎ注意!>
    グルテンを千切らないように、優しく混ぜます。
    混ぜすぎたり、練りすぎたりすると、生地が硬くなります。

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    ヘラで生地全体をまとめます。
    生地はパウンドケーキぐらいの柔らかさが目安。パン生地より、かなり柔らかいです。

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    ヘラを使って、パン型に生地を入れます。

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    <ポイント>
    表面に見えているレーズンは、焼くと焦げるので、お箸などで生地に押し込んでおきます。

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    オーブンに入れ、予熱なし、190℃で開始。190℃になったら、180℃に下げて、トータル50分焼きます。

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    <コールドスタート>
    高加水で油分のないソーダブレッドは「予熱なし」から、時間をかけてゆっくりと焼き上げます。

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    <10分前チェック>
    焼き色をチェックして、表面が焦げそうな場合は、蓋をして焼いて下さい。

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    クッキングペーパーを剥がして、側面もこんがり焼けていれば完成です。焼き色が薄い場合は、180℃で5〜10分焼いて下さい。

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    高加水と180℃でゆっくり焼くと、皮が薄くパリッと焼きあがります。
    加水が少ないと生地が硬く、高温だと皮が厚くなります。

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    我が家の古いオーブンでは、190℃~180℃で焼くのがベストですが、オーブンによって焼き上がりが異なります。

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    古新聞(パンの湿気を取るため)の上にパット(我が家は天ぷらパットw)を置いて、ソーダブレッドを乗せて、冷まします。

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    アツアツな状態が落ち着くと、外はパリッ、中はモッチリ!まるで焼きたてのリュスティックのような味わいが楽しめます。

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    完全に冷めると、全体がモッチリした生地になります。そのままでも、軽く焼いても美味しいです。バターやオイルを塗っても美味!

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    <賞味期限は?>
    2日まで。3日目は生地が硬くなり、パサついてきます。

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    <おすすめの小麦粉>
    強力粉・中力粉。特に国産小麦がおすすめです。粉によって、食感と味わいの違いが楽しめます。

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    <使用した小麦>
    北海道産春よ恋100%
    皮は薄くパリッと、中はしっとりと焼き上がります。洗練された強力粉です。

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    岩手県産ナンブ小麦
    中力粉ながら、力強い皮に焼き上がります。全粒粉やライ麦を混ぜると旨味がさらに増します。

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    北海道産ハルユタカ
    国産強力粉の中でも力強さともっちり感に定評があります。

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    岩手県産ゆきちから
    見事な膨らみ。力強く、もっちりして、旨味も十分。ヘルズのソーダブレッドには理想的な強力粉です。

コツ・ポイント

前回のソーダブレッドから改良を重ねた、ヘルズオリジナルの完成形です。
今までのソーダブレッドやクイックブレッドにはない、高加水のモッチリとした新食感が楽しめます。

このレシピの生い立ち

イギリスでソーダブレッド(クイックブレッド)に出会ったのがきっかけです。重曹でパンが焼けるという簡単さと、素朴な美味しさ、そして料理とは異なる理系的な面白さにハマって、今ではBARヘルズの定番メニューにもなっています。
レシピID : 6306909 公開日 : 20/06/27 更新日 : 20/07/05

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

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初れぽ
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こなむぎこ
少し増量して、くるみ追加。ふわっふわでビックリ!昔、作ったソーダブレッドとは別物でした。簡単で美味しくて最高です。また作ります。