秋だーっ栗だーっ渋皮煮だーーの画像

Description

思わず抱きしめたくなる、この愛しいハート型のお菓子、それは栗の渋皮煮。作成中は渋皮が乾かぬよう濡れ布巾で包んで下さい。

材料 (栗500gに対して)

新鮮な生栗
500g
砂糖
250g
15g
少し

作り方

  1. 1

    鍋はホウロウを使うことをお勧めします。栗がかぶるくらいの水を入れ重曹5gを加え一晩おき鬼皮を柔らかくします。

  2. 2

    鬼皮を栗剥き器とか包丁の元で剥きます。栗の先から下に剥いでいきます。けして渋皮に傷がつかないように。

  3. 3

    栗のお尻から剥くときっと傷つけます。栗を鍋に入れ水を注ぎ、5gの重曹を加えて一晩おきます。

  4. 4

    写真

    アクの出た水を捨て、水を注ぎ5gの重曹を入れて15分弱火で煮ます。

  5. 5

    取り出して布巾に取り、渋皮の表面の筋を竹串で傷をつけないよう丁寧にひとつづつ取り除きます。

  6. 6

    鍋に水と半量の砂糖と塩少しを入れ弱火で30分煮ます。栗が踊らないように。このまま一晩また置きます。

  7. 7

    栗を取り出し表面の筋の残りを丁寧にまた除き、残りの砂糖を入れ30分煮ます。
    一日このまま置いて完成。

  8. 8

    残った甘い汁ですが、捨てるにはもったいない。何か使い道ありませんか? さつま芋や豆を煮るとか・・・

  9. 9

    食べきらない場合は、ひとつづつアルミフォイルに包んで冷凍庫に入れて保存してください。(この器も煮物用の自作品です。)

  10. 10

    クリはマロンでないのお話しをします。マロンはマロニエですから何かおかしくなっているなと思いませんか?

  11. 11

    愛の誓いと呼ばれるマロン・グラッセは、元々は栃の実に似た大きい1ケ栗で作ります。日本のは3ケ入っている栗です。

  12. 12

    つまり1ケ栗の実が栃の実マロンにそっくりなので何時しか栗=マロンになってしまいました。似た話で

  13. 13

    日本の古語で「あたらし」(惜しい)と「あらたし」(新しい)は語感が似ていて、乗っ取っとられてしまいました。

  14. 14

    「まつむし」と「すずむし」は平安時代は逆でした。とは高校の時に習った小噺です。栃木県の県の木は、マロニエです。即ち

  15. 15

    「栃の木」ですが、市内の街路樹は園芸種の赤い蝋燭のような花をつけます。パリの並木でも有名なのはマロニエですが、

  16. 16

    この街路樹はセイヨウトチノキとアカバナトチノキの赤花雑種です。県庁前と大通りの両側に大木が見事に並んでいます。

コツ・ポイント

栗は粒の大きな上等(値段の高い)なものを求めます。
買ってきたら速やかに作業に入ります。
渋皮に傷がつくと割れます。初めの一刀は目を凝らしてネ。
時間をかけて腰を据えて作ってください。
ラム酒を途中で少し加えると良い香りに。

このレシピの生い立ち

気品あるお菓子だけど何度も失敗して獲得しました。
レシピID : 638734 公開日 : 08/09/04 更新日 : 16/10/20

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