自家製パンチェッタ(乾塩法)
Description
焼いて食べてもピザのトッピングやカルボナーラにも。仕込んで冷凍保存☆
制作日数約30日
※食の安全の為長文レシピ。
材料
(1本分)
作り方
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注意事項
一般家庭で作るパンチェッタは生食不可です。衛生及び温度管理が家庭環境では難しく特殊な薬品が必要で入手不可です。
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ここでのレシピは多めの塩で一気に肉の水分を抜き、30日程かけて乾燥させる「乾塩法」を用いた「加熱して食べる塩豚」です。
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そして、このレシピを実行した貴方は
30日後に悟りの境地に至るでしょう(?)
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【先ずは道具の消毒!】
約30日かけて作るので菌の繁殖には慎重に。
バット等使う道具に熱湯又はアルコール消毒をしておく。
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【材料の準備】
今回の肉は667g
その為
肉の10% →塩 67g
塩の20% →砂糖 14g
にします。
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岩塩を使うのは結晶が大きい方が水分の吸収力が高いため。ドライなものなら粗塩でもよい。
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砂糖は風味を良くし、塩味を和らげてくれる。焼いた時のメイラード反応を促すので必須。あの美味しいテリテリ色のヤツ。
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ハーブは香り付けの他、殺菌効果もある。からと言って過信してはイケナイ。
フレッシュなハーブがオススメ!
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ボールに塩と砂糖、ちぎったハーブを混ぜておく。
少々細かな枝が入ってもよい。後で水で流すので☆
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【肉の処理開始!】
流水で肉表面の汚れを洗い流し
キッチンペーパーでしっかり水分をとる。
横にペーパーを準備しとくと◎
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ウォッカ等アルコール度数の高い酒をふりかけるとさらに安心
念には念を。肉にもアルコール除菌。
キッチンペーパー等で塗布。
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手袋して擦り込む。
塩サウナで塩スリするようにジョリジョリ隙間までしっかり擦り込み、分量の塩が肉にしっかりつくように。
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※フォーク等でブスブス刺さないのは、菌が繁殖しやすい面を増やさないため。
せっかく中は菌が少ないのに穴あけるなんて…×
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※塩の量は肉の6〜10%。
今回10%と濃度を高めたのは肉に穴を開けていない為、脱水力を高めるのと保存を長くする為。
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バットにアミを敷き(除菌済)脂面を上にして置く。
もう既にツヤテカして表面の水分が抜けてきている。
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※アミの上に置くのは排出される水分が肉に触れないようにするため。
水分が肉に触れると雑菌を繁殖させる。
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※ラップは空気中の雑菌の付着を防止。
冷蔵庫は乾燥目的とカンピロバクターやバクテリア菌が30度以下の低温で不活化するため
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2日目のドリップの量
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【3日目】
2日目同様、水分の処理をし、肉表面に水分が付いていたらキッチンペーパーで拭き取る。
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3日目のドリップの量
だいぶ減りました。
肉についた岩塩を再度揉みこんでおく。
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ほな、また明日。
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【4日目】
バットに溜まる水分がなくなれば塩漬け終了。
※肉の部位やサイズで日数の前後は調整。
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今回はまだ出るので1日追加します。
5日目から塩抜きに入りました。
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流水の場合、肉に水道の水が直接当たらないように注意。
肉の塩味バランスにムラが出やすいため。
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1時間経過あたりで味見。
端っこをカットし、フライパンで焼いて塩味を確認する。
※生では食べれません!
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好みの塩加減で水から引き上げ。
(今回2時間塩抜きしました)
キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取る。
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【乾燥熟成】
コレから10日〜20日かけて毎日ペーパーを取り替える作業をし、乾燥&熟成させていく。
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※この時点では、まだ中心には水分が残っている。
塩の浸透圧で中心から表面へ水分が抜け出るのでマメにペーパーの交換をする。
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キッチンペーパーをぴったり密着させ巻き付け、乾燥させ過ぎないよう、軽くラップを巻いておく。
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アミの上に置いて冷蔵庫へ。
※アミに乗せて置くことで空気が通りやすい。
コレを毎日、雨の日も風の日もお世話します。
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※もしも
表面に水分があり糸を引いたり、腐敗臭がする場合、雑菌が繁殖している可能性大。アルコール度数の高い酒を塗布する。
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【乾燥6日目】
一回り小さく、身も締まって来ました。
臭みもなし。
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【乾燥12日目】
作成開始時は667g
約585gになりました。
色も若干黒っぽく、引き締まってます。
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目標は肉の水分量が約80%に減るまで。
乾燥させ過ぎてカチカチの木片になってもイケナイ。程よいしっとり感を目指す。
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【乾燥20日目】
約544g。
目標値は530gですが、まぁ良いでしょう。そろそろ冷蔵庫の占領から開放されたいです。
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表面にポツポツと出る白い結晶はアミノ酸の「チロシン」。成功してる証拠★
あと、安いキッチンペーパーが張り付いてます…
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好みのサイズにカットし、個々にラップして冷凍保存☆
お疲れ様でした!!!(-人-)
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※ピチットシートを使われると脱水が早いです。また、キッチンペーパーは厚手の物を使用される方が肉に張り付かないです。
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コツ・ポイント
兎にも角にも肉に菌を寄せ付けないように。
塩を揉み込むのは塩味をつける目的では無く、菌の繁殖の元になる肉の水分を抜くため。\_(・ω・`)ココ大事
塩味は水にさらして調整します。