ポルトガルの★自家製チョリソー★の画像

Description

ポルトガルの本格的なチョリソーです。豚の赤身と背脂を角切りにし、塩・香辛料・ワインを加えて寝かせてから腸詰めにします。

材料 (長さ30cm×5本ほど)

豚の背脂(できれば薄切り)
300g
豚の腸(フランクフルト用)
2mほど
たこ糸
出来上がりの本数
 
☆塩
12g
☆砂糖
小さじ2
★パプリカパウダー
大さじ2
★パプリカペースト
大さじ1
★生にんにく(よくすり潰す)
3片
★ローリエ(2つ折り)
3枚分
○白ワイン
150㏄
○プラハパウダ—#2
小さじ1

作り方

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    ブロック肉は1cm前後の角切りに、背脂は0.5cm程度の角切りにする。※肉と脂はチルドにするとカットしやすくなります。

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    1の肉と脂を均等に混ぜ合わせる。※1∼4の作業は、使い捨てのゴム手袋などをはめ、アルコールで消毒して行うと衛生的です。

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    ☆を2の肉と脂にむらなく振り、よくもみ込む。30分ほど寝かせたら、★の香辛料を加えてよくもみ込む。

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    ○を混ぜ合わせて3に注ぎ、全体をよく混ぜ合わせてからラップをして冷蔵庫で2晩寝かせる。その間、1日に2度かき混ぜる。

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    腸詰めする前に具材の一部を炒めて味見をする。塩加減は好みよりも薄い程度でよい。甘すぎるときだけ塩を足す。

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    具材を適当な長さの豚腸にしっかり詰め込み、両端を1本の凧糸で結んでリング状にする。気泡があれば消毒した針で潰す。

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    ※具材の腸詰めには、フランクフルト用の絞り袋と口金を利用すると安価で便利です。

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    陽が当たらない10°C以下の通気性の良い場所に吊るして風乾させる。

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    1~2ヶ月して重量が半減し、中まで十分に固くなったら出来上がり。※熟成は気温・湿度・風速などに左右されます。

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    殺菌・消毒が適切であれば、煮たり焼いたり炒めたりするだけではなく、そのまま火を通さなくても美味しく召し上がれます。

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    ※可能であれば、8の風乾開始から2日ほど経ってから、20°C前後の冷燻を1日3時間程度で計1週間行って下さい(続く)。

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    (続き)初回は燻煙器の通風口を開いて煙を逃がしながら燻煙します。以降は通風口を少しずつ閉じて煙の逃げを減らしていきます。

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    ※ポルトガルのパプリカペースト massa de pimentão は日本でもwebなどで簡単に入手できます。

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    ※プラハパウダー#2 (prague powder#2)はアメリカの商品でinstacure#2の名でも売られています。

コツ・ポイント

①「豚肉と背脂を切る(挽き肉にはしない)」→「調味料・香辛料・ワインと混ぜ合わせる」→「冷蔵庫で熟成」
→「豚の腸に詰めて固くなるまで低温乾燥(+冷燻)」の順です。

②プラハパウダー#2と★の香辛料についてはコメントをご参照下さい。

このレシピの生い立ち

①留学中に製法を学ぶ機会がなかったので本国のレシピ本とweb上の資料を参考にレシピをまとめました。伝統的素材は「豚肉・背脂・豚腸・パプリカペースト・にんにく・塩」で、残りはオプションです。

②原語ではショリーソchouriçoと言います。
レシピID : 2898321 公開日 : 14/11/30 更新日 : 15/06/19

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