蒸し器で作るお赤飯の画像

Description

「思い出の味」
昔ながらの蒸し器で作るお赤飯です。
蒸かしている時の湯気と赤飯の香りもごちそうです。

材料 (もち米700g分(5合弱))

具材
または、もち米(玄米:精米して使う)
800g→精米後700~720g
小豆またはささげ
50g
炊いた小豆(ささげ)にまぶす
小1/2(2.5g)
しと(蒸す時の打ち水)2つに分ける
小豆の赤い煮汁
400cc
小2(10g)
卓上調味料
ごま塩
適量

作り方

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    今回使用した蒸し器
    ・2段ステンレス蒸し器 直径27cm
    ・蒸し布 1枚
    ・竹ザル 2枚 
       直径24cm

  2. 2

    前日のタイムテーブル
    寝る2時間前迄に開始
    ①1時間:小豆を煮る
    ②30分間:小豆の煮汁を冷ます
    ③もち米を煮汁に浸す

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    [①1時間:小豆を煮る]
    小豆の煮方は、きょうの料理 土井善晴さんの「お赤飯」を参考にしました。

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    小豆50g
    小豆は皮が軟らかくてつぶれやすいので、煮過ぎたり、粗雑に扱わないように注意する。

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    または、ささげ50g
    同じように炊けます。
    お祝い事には「割れにくい」という意味でささげを使うこともあるそうです。

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    洗う。

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    小豆(ささげ)はたっぷりかぶる位の水で中火にかける。

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    沸騰後ちょっと弱めて2~3分茹でる。

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    水をチョロチョロ注いで茹でこぼしをする。5分間続けてアクを流す。

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    水をこぼす。

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    新たに1200ccの水を入れる。

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    中火にかける。沸騰したら火を弱め、表面が静かに沸き立つ位の火力で15~20分間煮る。

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    少しだけ鍋の蓋をあけて煮る。

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    蓋をすると、一番下の火力の方がいい。

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    15分間煮終わりました。

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    15分間経ったら味見をする。
    食べれるけどちょっと硬めが目安。

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    ザルを片手鍋に重ねておく。
    小豆が丁度いい硬さになったらすぐにザルに空けて、汁と別々にする。汁を捨てないように注意する。

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    小豆が炊けました。

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    豆が乾かないように蓋をしてそのまま冷ます。
    急に冷やすと、豆にシワが寄つてしまうので注意する。

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    小豆(ささげ)の上に濡らしたキッチンペーパーを被せておく。
    乾燥を防ぐため。

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    冷めたらラップをして(冷蔵庫に入れる。)

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    [②30分:もち米を浸す赤い煮汁を冷ます]

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    煮汁が熱いうちに、シンクで片手鍋2つを使い、交互に高い所から茹で汁をもう一方の鍋に流し入れ、それを繰り返しながら冷ます。

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    茹で汁は空気に触れさせながら冷ますときれいな赤色になるため。
    脇に逸れてこぼさないように注意する。

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    その次に、急いで冷やすためにひとまわり大きな鍋に冷水を張り、水を替えながら冷やす。

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    [③もち米を煮汁に浸す]
    ・計量
    ・(精米:玄米使用時)
    ・砥ぐ
    ・冷やした小豆の煮汁に浸ける。
    一晩:浸水

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    玄米を使用する場合 800g

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    精米する。
    (精米後は、米の重さは1割減になる。)

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    玄米800g→精米後700〜720g(1割減)
    冷ます。

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    もしくは、もち米(白米)700g

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    もち米を砥ぐ。

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    水を切り米をザルからボウルに空け、小豆の炊いた後の赤い水に浸ける。
    途中で米が顔を出さないようにたっぷりの水に浸ける。

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    [もち米を浸水する]
    5〜6時間以上(1晩でも)

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    蓋をする。

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    当日のタイムテーブル
    炊き上げたい時間の2時間前迄に開始
    [赤飯を蒸す]
    準備から蒸し終わりまで1時間半

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    ザルを片手鍋に重ねておく。

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    蒸す30分前にもち米をザルに空けて、良く水を切っておく。
    (水を良く切らないと、蒸す時蒸気の通り道を塞いでしまうので)

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    もち米をザルに空けると、浸しておいた赤い煮汁は下の片手鍋に落ちる。
    捨てない様に注意する。

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    もち米を浸け終わった赤い水は600~800ccになった。

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    赤い水は打ち水用(しと)に取っておく。
    2cup(400cc)を取り分ける。

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    塩小2(10g)を混ぜておく。

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    打ち水(しと)を2回分に分ける。
    200cc×2回分

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    蒸し器の下の鍋に7分目の水を入れて蓋をし、強火にかける。

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    蒸し布を水に浸して絞っておく。
    蒸した米がふきんにつかないようにするため。

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    上の蒸し器に竹ざるを2枚敷いています。
    蒸し器の底の水気を防いでくれるし、せいろで蒸しているようないい香りがします。

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    この上に、濡らして絞った蒸し布を敷く。

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    炊いた小豆(ささげ)に塩小1/2(2.5g)をまぶす。

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    蒸し布の上に米を広げる。
    塩をまぶした小豆(ささげ)をもち米に加える。

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    小豆(ささげ)をもち米に混ぜ込む。

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    もち米の中央を周囲にかき分けドーナツ状にして、空気の通り道を作る。
    蓋をする。

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    水がボコボコ沸き立って蒸気が上がる様になったら、蓋を開けて上の蒸し器を乗せる。

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    [赤飯の蒸し方]
    火力:強火
    ①20分間(途中で一度かき混ぜ)

    1回目しと打つ
    ②15分間
    2回目しと打つ
    ③15分間

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    蒸し布は、燃えないように蓋の上に集める。輪ゴムで留めてもいい。
    ①20分間強火で蒸す。(途中で一度かき混ぜる。後述→→)

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    (途中でかき混ぜるやり方)
    蒸し方を均一にするために、一旦火を弱めて!蓋を開け、蒸し布を引っ張り上げて上下を返す。

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    シリコンのゴムベラ等で元のドーナツ状に戻す。
    蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、残りの時間強火で蒸す。

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    一旦火を止め蓋を開け、しとを手で掬って勢い良く3〜4回打ちつける。1回目はたっぷりと打つ。
    軽く混ぜてドーナツ状に戻す。

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    注)手で掬いづらい時は、深めの小皿でしとをすくい取り、その小皿を使って赤飯に3~4回打ちつけるとやり易い。余っても良い。

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    (小皿で掬ったしとを赤飯に3~4回打ちつける。)

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    蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、②更に15分間強火で蒸す。

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    同様に一旦火を止め、しとを勢い良く(なるべく外側の方に)打ちつける。2回目は、様子を見て少なめに打つ。

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    軽く混ぜて元に戻す。
    残ったしとはまだ取っておく。

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    蓋を閉め、蒸し布を上に戻して、③更に15分間強火で蒸す。
    火を止める。
    味見して硬さを確認する。

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    味見してまだ硬かったら、残ったしとを打ちつけて、同様にして2~3分毎強火で蒸し、様子を見てみる。

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    蒸し上がりました。
    (注意)蒸し布を下に下ろす時は必ず火が消えていることを確認する。燃えやすいので注意する。

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    今回、下の段の蒸し器には、水の残りがわずかになっていた。
    無くならないように、はじめ多めに入れておく。

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    蒸しあがったら、蒸し布の四隅を持って赤飯を取り出して、直ぐ飯台(赤飯を広げられるもの)に広げて冷ます。

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    使用前に蒸し布を濡らしておくと、蒸し上がった時にご飯が布巾にくっつきにくい。

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    使った蒸し布は、すぐに水に浸けておく。

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    飯台に大きく広げる。熱いうちに(固まらない様に)切るように混ぜながら、うちわで仰いで冷ます。艶が出る。

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    小豆のお赤飯
    小豆はおいしいけれど潰れやすいので、混ぜる時、茶碗に善そう時など注意する。

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    ナンテンの枝は良く洗って、水気を拭く。
    赤飯が冷めてから乗せる。

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    ナンテンの葉を添えて。お赤飯が傷みにくくなります。
    差し上げる時は、ごま塩はポチ袋に入れて。

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    乾燥を防ぐために、蓋を開けたまま電子レンジの中に入れて置いても。

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    または、蒸し布を赤飯の飯台の上にかけておいてもいい。

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    茶碗に盛って、ごま塩を振る。

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    お好みで食べる時500wの電子レンジで一膳40秒加熱しても。(炊いて数時間ならラップなしで)
    注)加熱しすぎると硬くなる

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    献立例
    天ぷら
    卵スープ

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    ごま塩を振っておにぎりにしても。
    100g~120g(大ぶり)

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    おにぎり(100g/個)にする時は、500wの電子レンジで30秒加熱してから握る。
    (炊いて数時間ならラップなしで)

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    次の日のお弁当にも。
    200g

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    次の日の硬くなった赤飯の温め方
    霧吹き等で水をかけてから、ラップ等で覆いをする。
    500wの電子レンジで一膳分1分加熱。

コツ・ポイント

蒸す時は、時間を守るとうまくいきます。
(注意)蒸し布を下に下ろす時は必ず火を弱めるか、消えていることを確認します。燃えやすいので注意してください。

このレシピの生い立ち

祖母も母もお祝いの日になると、大きな蒸し器で作ってくれました。昔の覚え書きを見たら、ささげを使って、もち米一升2合を数回に分けて蒸していました。少量用に作り直しました。
レシピID : 4568685 公開日 : 22/10/02 更新日 : 22/10/02

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