【アムド牧畜民の味】野葱バターソース
Description
夏の草原に咲く紫色の野葱 (アリウム・ビージアヌム) の花を使った料理。日本でも作れるようにアレンジしました。
材料
バター (無塩)
200グラム
ニンニク
4カケ
エディブルフラワー (あればチャイブスなどの花)
30グラム程度
100cc
塩
5グラム
ツァンパ (はったい粉)
200グラム
適量
作り方
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1
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小さめの鍋にバターを入れ、弱火で溶かします。有塩バターを使う場合は後で加える塩を調節してください。
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2
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バターを火にかけている間にニンニクをみじん切りにします。
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3
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5分ほどバターを加熱し、バターに含まれる水分をよくとばします。無塩バターの場合は、塩を5グラム加えます。
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4
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刻んだニンニクをバターに加えます。
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5
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そこにミルクを加え、さらに3分ほど加熱する。
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6
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火を止め、エディブルフラワーを加えます。緑の額も刻んで加えるとよいアクセントになります。
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7
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軽く混ぜ合わせたら火からおろしておきます。
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8
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ツァンパ (はったい粉) に水を少しずつ加えます。
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9
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ツァンパが耳たぶくらいのかたさにまとまるまで、手でよく練ります。
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10
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練ったツァンパを大きめの白玉団子程度の大きさに丸めます。
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丸めたツァンパを壺の形に成形します。
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この壺状のツァンパの中に、先ほどの野葱バターソースを注ぎます。
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完成です。チベット語ではこの料理を「ゴクコ」(「ゴク」はニンニク、「コ」は壺) と言います。
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東北チベットでは、この野葱バターソースをモモ (蒸し饅頭) につけて食べることもあります。
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ソースを蒸しパンにつけてもとてもおいしいです。
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メモ:チベットの草原に咲く野葱の花を用いたこのソースは、夏限定のメニューです。
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メモ:日本では秋冬向きの料理です。
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コツ・ポイント
エディブルフラワーは熱で色が変わりやすいため、すぐ火からおろすのがポイントです。また、花の量が少なすぎるとバターとミルクが分離しやすくなります。
このレシピの生い立ち
情報提供:海老原志穂
協力:チベットレストラン&カフェ タシデレhttps://tashidelek.jp/
助成:
味の素食の文化センター研究助成
協力:チベットレストラン&カフェ タシデレhttps://tashidelek.jp/
助成:
味の素食の文化センター研究助成