海外仕様：米を炊く、短粒種編

海外渡航を想定して、食料の調達をシミュレーションしている。今回は「白米を炊飯してみる」。と言うわけで、…

…シミュレーションなので、「現地で」やってみているわけではない。

（付記：日本で炊かれているコメは、海外では、「short grain rice」と呼ばれることが多い。…

ちなみにもち米は、見るのは「glutious rice」ではなく「sticky rice」。「粘るコメ」。

インディカ米にももち米はあるらしいが、詳細不明。

記：230519.

…いいのだが、単にコンセントのコンバータをかましただけだと、最近のマイコン制御の炊飯器だと正常に動作しない…

…可能性がある。これが同じ電子機器でもパソコンの場合だと、ＡＣ／ＤＣアダプターをよく見ると、渡航先の…

…電圧（Ｖ）・周波数（Ｈｚ）に対応していることになっていたりして、（メーカーに確かめないといけないが）…

…こういう時、イマドキなら韓国や中国製の方が、（彼らの活動範囲の関係で）気が利いていたりしそうだ。…

…機械に頼らずに「茹でて」炊く方法も考えられる。その場合は、日本から飯盒を持って行った方がいい。ただし、…

…地域によっては、「火の」コンロがなくって、ほとんどがＩＨ方式になっていたりするので、この場合もメーカーに…

…ガラパゴス・ガラパゴスしている間にあっという間に彼らにポジションを奪われてしまった感がある。残念、と言うか、…

…いつものパターン。さて。

２．次に、コメの調達があるが、これは私なんかより別の情報源にあたった方がいい。ただポイントとして、「混入物」の…

…虫が湧くことはほとんどないが、海外だとそういうわけにもいかない。虫がついた状態のコメをそのまま保存していても、…

…そのうち孵化して繁殖してしまうので、単に「どういう容器を使うか」の問題とはならない。ここで個人的にお薦め…

…したいのは、「冷凍庫での保存」。万一虫がついていても、大抵は氷点下では殺虫されてしまうから、殖えることはない。…

…小分けしておく。常温に置かれた方は、心配なら、お菓子とかに付いている脱酸素剤を入れて、布団圧縮袋で空気を抜いて…

…保存すると、多少は安心かもしれない。封をする前にドライアイスを投入しておいて、帰化して袋が膨らむたびに空気を…

…抜いておけば、最後には内部は二酸化炭素が充満した状態になる「筈」（試してない）。ただし、虫には迷惑だろうが、…

…助かるのだが。まあ、主食のコメなら、消費のローテーション程度は持ってくれるような気がするが、確証はない。

３．と言うわけで次は選別である。虫が湧いている可能性のあるコメは、混入している昆虫の類いを除いてから炊飯する。…

…冷凍保存されているなら、昆虫は死滅しているから、その「から」を除く。

…ボウルＢにはざるを載せておく。ボウルＣは、炊飯器の内釜でもいい。異物回収用、つまり…

…ごみ入れ用のカップ（紙コップでいい）には、多少の水を入れておく。水があると摘出後の「離れ」がよくなる。…

…正面に白いバットを据え、右手に乾いたタオルをセットし、異物摘み上げ用の、箸なり、ピンセットなり、…

…なお、一般的な割りばしでは先端が太すぎる（だから串の方が適切）。

3-2)ボウルＡから少量（バットの大きさによるが、50ml程度か）、生米すくい上げ用カップですくい取って、バットに米を…

…薄く広げる。よく見ながら細かく振りながら広げると、落下する途中で異物を発見する場合が多々あるので、後の作業が楽になる。

…悪かったら、カップ内の水で撹拌・洗って、右手のタオルで先端を拭く。一見大変な作業だが、気の利いた割烹などでは、…

…新人が、毎朝生米から割れ米・欠け米を取り除く選別作業をやっている。尚、こうした選別作業を省略する方法があって、…

…それこそが、「とぐ」作業なのだが、異物の排除効率はだいぶ落ちる。

…ふるい終わったら、ボウルＣ（内釜）に空ける。

3-5)以上の、3-2～3-4までを繰り返し、ボウルＡの中の生米がなくなるまで続ける。これにより目視で選別された生米が…

…すべて、ボウルＣ（内釜）に移されたことになる。

4-1)まず、生米全体がたっぷり浸かる程度のきれいな水を、左記にボウルなど別容器に取っておく。最初の一杯目の水が…

…非常に重要。この水を一気に、内釜内のコメに注ぎ入れ、手早く撹拌して水を切る。最初の水が一番コメに吸収されるので、…

…といでいる途中の多少くたびれた水の影響を被る前に、清水を吸わせたいのだ。なおこの時、浮いてきたコメは、大抵、…

4-2)本格的にとぎに入る。やり方は、皆さんおなじみの方法にお任せする。実は私はとぎが苦手で大人になってから「簡便法」…

…として、「にぎにぎする」方法を教わり、そのやり方でといでいる。ま、何でもいい。生米の表面同士に圧をかけて、…

…表面に残っている「精米時に出た粉状の糠」だの付着物だのを剥がすのが目的だ。にぎにぎ方式は、片手でひと山、…

…コメを流してしまうのは、4-1と同様。２，３回繰り返すのも、同様。

4-3)「選別意識の」とぎの手順は、次が少し異なる。ボウルの一つにざるを据えて、そこへ、といだコメを流し入れる。…

…入れたら、少なくともひたひた程度になるくらいまで水を入れる。入れたらコメを、手で撹拌したり、ざるをゆすったりして…

…集まっていたりする。この、底に行きがちな不純物は、水中に据えたざるでふるい落とす。

以上でとぎの作業が終了。あとは分量の水を入れて炊飯する。分量の水は、コメの容積のほぼ1.2倍。…

…飯盒の使い方は知らない。「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ？」その手のサイトを参照してほしい。とにかく、…

…インディカ＝長粒種については、別の機会に検討する。以上。

（記：12:05 2023/05/17）