【バター節約】折り込みパイ生地
作り方
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◆液体の測り方
量が少ないので、ml(体積)で測ると誤差が無視できない大きさになる。液体も重さで測る事で誤差をなくす。
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強力粉・薄力粉・塩をボウルに入れ、冷水(夏は氷で冷やす)と酒を注ぐ。最初はゴムベラで混ぜ、まとまってきたら手で捏ねる。
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粉っぽい所がなくなったらラップに包み、冷蔵庫で30分休ませる。
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冷蔵庫から出したてのバターを5mm厚位に切り、ラップの上またはボウルで分量外の薄力粉をまぶす。全体に薄く纏わせる程度。
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バターをラップに挟み、麺棒をぐっと押し付けて潰す。バターが潰れたら、厚さ1cm程度に整えて冷蔵庫で30分冷やす。
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※倍量で作る場合も厚みは同じなので、厚みのみ記載している。
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打ち粉をたっぷり振った滑りのいい台に生地を置き、包丁で十字に切り込みを入れる。切り込みを手で四方に広げる。
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麺棒でバターより一回り大きく生地を伸ばす。中央にバターをのせ、空気が入らないように包む。
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綴じ目はつまんでしっかりくっつける。
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全体を押し延ばしたら生地を裏返し、転がして伸ばす。伸ばす時は麺棒を押し付ける→転がして平らにならすと伸びやすい。
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時々生地の表裏を返しながら、3倍位の長さに伸ばす。この生地量だと、縦が35cm弱の長さ。5分以内に伸ばせるのが理想。
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伸ばした生地の奥側1/3を折る。さらに手前から1/3折って重ね、三つ折りにする。麺棒を生地に押し付けて馴染ませる。
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休ませた生地の向きを90度変えて置き直し、生地の表裏に薄く打ち粉をまぶす。3倍位の長さに伸ばす。もう一度三つ折り。
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生地を冷凍庫で休ませる。夏は1時間。冬は30分。生地を押した時、固いけど強く押したら一応へこむ位まで冷やす。
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室温が25度以上など、すぐに生地がだれる時期は、折り込み1回ごとに生地を冷やす。
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◆生地が伸びにくいと感じた時
気付いたら即冷凍庫で20~30分冷やす。冷やし過ぎた時は冷蔵庫で5~10分追加で冷やす。
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生地を3倍位の長さに伸ばし、生地の上を1/4、下を3/4折る。
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上下を折った生地を、さらに真ん中で半分に折って四つ折りにする。
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生地の向きを90度変えて置き直す。もう一度生地を3倍の長さに伸ばして四つ折り。これで3×3×4×4の144層。
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折り込みで伸ばす時の厚みの目安は5mm~1cm未満程度。目安の長さに伸ばしていれば大体クリアできるが、参考用に記載。
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折り込みが完了した生地は、冷蔵庫で30分位冷やし(夏は冷凍庫)、グルテンが落ち着いて伸ばしやすくなってから使う。
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使う時の厚さ(3mm〜5mm)に伸ばして保存すると、すぐに使えて便利。保存は冷蔵なら2〜3日、冷凍なら2週間~1ヶ月位。
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使用例。18cmのフラットタルト型に入れ、プロセスチーズ90gとベーコン10g、ピザ用チーズ適当で仕上げた。
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断面図。しっかり層が出来る。ちなみにこのパイはチーズのキャラが強過ぎだったので、具は別のパターンをお勧めする。
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アップルパイにした場合の断面図。具の重みで底面は潰れる。
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蓋や編み目飾りを作る場合、直径12cm位が限界な気がする。普通の作り置きなら倍量が無難か。
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■夏の対策
生地を伸ばすのし台を保冷剤で冷やす。
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■余談
バターの層は折り込み回数が増えるにつれて薄くなる。バターが少ない生地で回数を増やし過ぎると、生地に練り込まれる。
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つまり層が消えてしまうので、層は増やせばいいというものではないそうだ。
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