生芋でつくる御蔵の島コンニャク
Description
コンニャクは水の美味しさを味わうもの。生芋のとろみで御蔵のおいしい水を包んでつくるコンニャクは、つるりととろける美味しさ
材料
(作りやすい分量/手のひら大のコンニャク30個ほど)
作り方
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1
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【注意】生芋を素手で触るとかぶれやすいため、必ずゴム手袋をつける。
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2
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【準備】精製ソーダを小さなボウルに計り入れ、同量程度の水(50℃)で溶かしておく。
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3
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【皮むき】コンニャク芋の皮をむく。その際、芽の部分は特にアレルギー成分が強く、かぶれやすいため、厚めにむくこと。
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4
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【すりおろし】用意した水の8割をボウルに入れ、おろし金を水の中に入れながら芋をする。ダマにならないように都度かき混ぜる。
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5
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【混ぜ加減】30センチ上から落とし、モッタリポトン、ポタンと落ちるくらいがベスト。いい塩梅になるよう残りの水で調整。
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6
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【精製ソーダを入れる】溶かしておいたソーダをボウルに入れて、手早くかき混ぜる。ほのか
なピンク色からうすい灰色になる。
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8
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【湯沸かし】待っている間にたっぷりのお水を鍋に入れ沸かしておく。
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9
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【成形】まず手水用のボウルを横に用意し手袋をした手を濡らしながら、ボウルの端から手のひら大をそぎ取り形を整える。
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10
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タネをそぎ取る際、かき混ぜたり崩さないよう気をつける。細かくしてしまうと結着しづらく、ゆでるとバラバラほどけてしまう
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12
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【茹で上がりの目安】コンニャクを木べらでポンポンと叩いて跳ね返ってくるような感触になったら茹で上がり。
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14
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【出来上がり!】包丁で薄く切ってさしみもいいが、島では手でちぎったコンニャクに酢味噌をよくからめて食べることが多い。
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コツ・ポイント
・芋のタチによって必要な水分量はかなり変わるようです。かき混ぜたときに手で筋がつけられるくらい、というのも目安です。
・7の成形の際にタネを細かく崩してしまった場合は、空気を抜いて平らにならしたあと、またしばらく寝かすと再結着します。
・7の成形の際にタネを細かく崩してしまった場合は、空気を抜いて平らにならしたあと、またしばらく寝かすと再結着します。
このレシピの生い立ち
30年程前、昔から続くコンニャク作りが途絶えることを危惧したお母さんたちが、行政の力を借りながら作ったレシピ。婦人会などで共有され、大事に伝えてきました。
御蔵島の芋はとろみが強く、出来上がりの色味も白いきれいなコンニャクになります。
御蔵島の芋はとろみが強く、出来上がりの色味も白いきれいなコンニャクになります。