豚肉、キャベツ、ミルクにコショウ

岩波書店発行、雑誌『世界』２０２３年５月号（ｎｏ．９６９）の１９４頁から、村山による食生活調査の報告「子どもの食生活・…

…栄養格差」が掲載されていて、大体そんなところだろうなあとは思っていたが、詳細にみるといろいろ驚きがあった。…

…相対的に貧困な世帯は、食生活も貧弱になるのはわかっていたが、むしろ「貧弱な食生活とは何ぞや」の方が驚きだった。…

…意外な念を持ち始め、挙句は村山が典型例として挙げた「生活保護世帯の子どもの食事内容」の休日の分。固形物はトーストに…

…おにぎり、ホットケーキ、そしてチャーハン。液体はコーラか水。これが意外、と、いうのが、イマドキ世代には…

…理解できないだろう。これは推測だが、まず、おにぎりとチャーハンは、おそらく冷凍品なのではないかと思う。つまり、…

…という順序。昭和の私を教えていた音楽の先生、つまり、戦後焼け跡はと呼ばれる世代の恩師は、学生時代、月末の困窮時に…

…何を食べていたか、話してくれたことがあったのだが、それは、キャベツだった。肉でも炭水化物でもない。実は、家には、…

…コメの備蓄はあったのである。調味料も、味噌だけはあった。なので、これを使って、キャベツの味噌汁にキャベツのお浸し、…

…問題だが、そんなわけで、日本の食卓では、野菜は普通にある食材だった。それがイマドキ世代では、肉を取って…

…野菜を犠牲にする。意外だった。財布と相談すれば、当然野菜を取るべきところだが、そうならないらしいのである。

しかも、前述したように、おにぎりもチャーハンも、おそらくは冷凍食品。米を炊飯した方が圧倒的に安上がりなはずなのに…

…ないからか？とにかく、困窮している世帯の食事が、経済的困窮に「見合ったレシピになっていない」のに驚いた。

現在の私も、だいぶ、経済的には困窮しているが、そうなるとどうするかと言うと、キャベツとニンジンは買っておく。コメは…

…備蓄している。で、あとは財布次第でトンコマを買う、と言う感じ。まあ、調味料の類いも備蓄しているから、…

というわけで、そんなお手軽レシピだが、実は調味料の「クリームシチューの素」が余っていて、持て余していた。一時期は…

…鶏むねばかりを食べていたから、その関係で買い込んでいたものだが、そろそろ消費したい。ここしばらくは豚肉ばかりに…

…なっているので、何とか、豚肉に会うようにクリームシチューを替えられないか、と、言うことで、たっぷりコショウで…

…間違っていないと思うので、一応、挙げておいた。ご参考まで。では、作り方。

１．蓋つき耐熱皿に、刻んだクリームシチューの素を入れ、あればおろしにんにく小８分の１も加える。

２．ニンジンは、カットして５００Ｗ３分、レンチンするが、しなくてもいい。

４．ニンジン、キャベツ、また、あれば玉ねぎ８分の１玉のクシ切り、さらにトンコマを耐熱皿に入れ、上からコショウも…

…かけて水を注ぎ、オーブンへ入れてほったらかし調理にする。うちの設定では、１７０度４５分だが、これだと、…

…生からニンジンを入れた場合、柔らかくならないと思う。

（記：9:25 2023/04/08）