「あら熱をとる」とは
加熱直後のアツアツの状態から、指でさわってやや暖かく感じる程度まで冷ますこと。完全に冷やさず、湯気がおさまる程度まで置いておくことをいいます。
卵焼きや煮魚のようにアツアツのときに切ると形がくずれるもの、冷たいものの中へ熱いものを合わせると味や色が悪くなるものは、あら熱をとることが大切です。
ほとんどの場合は鍋などに入れたまましばらく置いておきますが、急ぐときには鍋ごと水につけることがあります。余熱で火が通りすぎるのを防ぐため、ゆでた野菜などをざるにあげ、広げてうちわであおいだり、フライパンや鍋をぬれぶきんの上にのせて冷ますこともあります。
焼きたてのケーキ生地
結露を防ぐため、あら熱をとってから乾燥防止のラップをかぶせます。
ゆでたじゃがいも
あら熱をとってから調味します(ポテトサラダなど)。
ざるなどに広げ、重ならないように並べた方が早くまんべんなく冷ますことができる