ぶりの低温調理 火入れ温度比較実験①

ぶりの低温調理 火入れ温度比較実験①の画像

Description

刺身用ぶりの低温調理。様々なレシピに汎用できるのではないかと思い、数種類の温度で低温調理実験を施した。

材料

<実験①〜④>
刺身用ぶり(厚み2cm)
1冊
オリーブオイル
小さじ1
ぶりの重量の0.8%

作り方

  1. 1

    <比較実験背景>

    刺身用ぶりの低温調理。
    サーモンやほたてのように、ぶりも低温調理ならではの〝生のような火入れ〟で、

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    口の中でほどけるような食感に仕上がる。

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    それでは、具体的に一体何度でどのような状態になるのか?
    目安となる加熱チャートがあれば今後理想の状態に仕上げやすくなる。

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    また、さまざまなレシピやメニューに合わせて汎用できる。

  5. 5

    そこで次の4パターンで検証を行い、仕上がりの違いを比較する。

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    ①41℃ 0:30(30分)
    ②44℃ 0:30(30分)
    ③47℃ 0:30(30分)
    ④50℃ 0:30(30分)

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    <比較実験>

    フリーザーバッグにぶり、オリーブオイル、塩を入れる。

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    それぞれの温度、時間でBONIQで低温調理をする。

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    BONIQ終了タイマーが鳴ったらバッグを取り出し、氷水で急冷する。(余熱で火が入るのを防ぐため)

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    冷蔵庫に移し、実食の際にそれぞれをスライスして比較する。

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    フリーザーバッグの密封方法:https://youtu.be/N-t1ox7mox0

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    <比較実験結果>

    ①41℃ 0:30(30分)
    低温すぎて生と差は出ないのでは?と思ったが、火が通っていた。

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    しっとりとした半生食感で生ハムのよう!
    カルパッチョや新食感の寿司にもなりそうだ。

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    ②44℃ 0:30(30分)
    魚の旨味を感じやすくジューシーな仕上がり。

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    ①(41℃)と比較すると①の方が半生で食感が良い。

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    ③47℃ 0:30(30分)
    しっかり火が入っていてしっとりジューシー!なめらかにほどける食感。

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    ほろほろと崩れやすく、カットしにくい。
    バーナーで炙り、フランス料理のようにソースを添えて食べると良さそうだ。

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    ④50℃ 0:30(30分)
    手で触り、少し力を入れるとホロホロ崩れる。包丁では切りにくい。

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    しっとり柔らかなツナのような食感。ほぐしてサラダやそぼろにすると良さそうだ。

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    《作った感想》

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    ぶりの低温調理。
    半生食感を求めるなら41℃、

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    加熱したホロっとした食感を楽しみたい場合は47℃~50℃で加熱すると良いでしょう。

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    いずれにしても低温調理ならではの〝生のような火入れ〟を楽しむことができます。

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    今度は「ブライニングは有効?比較実験 サーモン編(ID:5508794)」のように

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    ぶりの塩タイミングによる比較、また「サーモンの火入れ温度比較実験(ID:5979631)」のように

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    38℃〜の温度でもどうなるのかを探っていきたいと思います。

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    参照:「ぶりの低温調理 火入れ温度比較実験②(ID:7005569)」

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    《生食用魚介の低温調理 比較実験シリーズ》

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    「ブライニングは有効?比較実験 サーモン編(ID:5508794)」

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    「サーモンの火入れ温度比較実験(ID:5979631)」

  32. 32

    「生 v.s. 低温調理サーモン 比較実験(ID:5992478)」

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    「45℃~ 生タコ(水タコ)の低温調理 比較実験」

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    https://boniq.jp/recipe/?p=26039

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    「ぶりの低温調理 火入れ温度比較実験①(ID:7008696)」

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    「ぶりの低温調理 火入れ温度比較実験②(ID:7005569)」

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    「40℃~ たらこの低温調理 温度比較実験(ID:7367543)」

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    《比較実験の結果を元に、究極の生食用魚介の低温調理レシピ》

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    「36℃ サーモンの刺身(ID:6024014)」

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    「フレンチ♪炙りサーモン 白ワインソース(ID:5529982)」

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    「55℃ やわらかなタコのセビーチェ(ID:6842931)」

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    「65℃ 老化防止に◎タコのやわらか煮(ID:6849948)」

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    「45℃ 高たんぱく低糖質◎生タコ韓国風(ID:6861427)」

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    本レシピは「生食」となりますので、保存ができません。

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    必ず「低温調理のルール ~6つのポイント~(https://boniq.jp/recipe/?p=19886 )」を

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    お守りいただき、すぐにお召し上がりください。

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    (生食=「低温調理 加熱時間基準表(魚)(https://boniq.jp/pdf/ttguide.pdf )」を

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    満たしていない、低温で加熱調理したもの。)

コツ・ポイント

ぶりは必ず生食用を選ぶようにしましょう。
加熱後は速やかにバッグを氷水に浸けて芯まで冷却します。

このレシピの生い立ち

生食用でない場合の魚の低温調理については「低温調理 加熱時間基準表(https://boniq.jp/pdf/ttguide.pdf)」を参照してください。
レシピID : 7008696 公開日 : 21/11/09 更新日 : 23/01/27

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