【冷蔵発酵】ラード入りホットビスケット

【冷蔵発酵】ラード入りホットビスケットの画像

Description

ぺりぺり層がめくれる、外はサクサク中はふんわり生地のエンジェルビスケット。味の決め手はラード。手本はケンタのビスケット。

材料 (直径6cm丸型5~6個分)

100g
100g
砂糖
大さじ1(9g)
1つまみ~小さじ1/3(1~2g)
小さじ2(10ml)
1/2個(30g)
ラード
30〜50g
仕上げ用
バター(マーガリン)
5g程度

作り方

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    冷えた生地で活動するよう、ぬるま湯にイーストと分量外の砂糖一つまみを溶かして10分放置。細かい泡が出てくるまで。

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    すぐに冷えてしまうので、寒い時期は湯で保温する。
    ※イースト指定の予備発酵手順が大幅に違う時は、そちらを優先する。

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    粉類、ベーキングパウダー、砂糖、塩をボウルに入れ、ふるう代わりに泡立て器で混ぜる。バターは1cm角に切って冷蔵庫へ。

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    ラードは必要量を絞り出した後、冷凍庫に入れるか保冷剤を乗せて冷蔵庫へ。冷蔵保存で硬い場合、少し柔らかくしてから絞ると楽。

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    冷えたバターとラードを入れる。カードやゴムベラで細かく切り刻んで混ぜる。

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    ある程度バターとラードが細かくなったら、手のひらで擦り合わせる。所々に小豆大の塊が混じる粉チーズ状になればOK。

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    冷えた牛乳・卵・ヨーグルトに、1で作ったイースト液を混ぜる。イースト液以外を冷たくする事で、油脂を溶かさないで済む。

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    6のイースト液を注ぐ。一度に全部入れず、小さじ2程度残すと調整が楽。カードやゴムベラで切り混ぜる。

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    全体がまとまり、粉気がなくなったらOK。ラップに包み、15cm程度の四角にまとめる。厚さは2cm程度。

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    冷蔵庫で一晩冷蔵発酵。一次発酵ではほぼ膨らまなくてもいいので、冷蔵発酵前の発酵時間は取らない。

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    生地の保存は翌日中が目安。発酵が活発だと翌日時点で生地が1.5倍程度になる事もあるので、過発酵になっても責任は持てない。

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    翌日。生地に打ち粉を振り、ラップ2枚に挟んで麺棒で縦長に伸ばす。上下を1/3ずつ折って三つ折りにする。

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    再び生地に打ち粉を振る。もう一度伸ばして三つ折りしたら、ラップに包んで冷蔵庫で15〜20分または冷凍庫で10分休ませる。

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    三つ折り作業中は、生地がだれたら即冷蔵庫や冷凍庫で生地を冷やす。バターやラードを溶かさないように気を付ける。

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    打ち粉を生地に振って3回目の三つ折り。生地を厚さ2cmに整えてから冷蔵庫で30分休ませる。

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    生地の表面に薄く打ち粉を振り、打ち粉を付けた6cmの丸型で抜く。生地の側面を触ると膨らみが悪くなるので、触らないでおく。

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    端から少し内側を抜くと、切り口がより潰れにくい。三つ折り以降は、もしあれば人工大理石の台があると冷たさを維持しやすい。

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    残った生地は、層を崩さないように穴を塞ぐ・積み重ねて集める。集めたら薄く伸ばして三つ折り。厚さ2cmにして再び型抜き。

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    抜いた生地をまとめ直す時に層を崩さなければ、二番生地、三番生地も問題ない見た目に焼ける。最後の余りは適当に重ねておく。

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    オーブンの発酵機能で二次発酵30度30〜40分。生地の厚み1.5倍が目安。二番生地以降も一番生地と遜色なく膨らむ。

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    ■注意
    何か焼いた直後のオーブンで発酵すると、庫内の熱が天板に移ってバターが溶ける。他の物を先に焼く時は保温箱等で発酵。

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    オーブンを200度に予熱。溶かしバターやマーガリンを表面に塗る。面倒なら分量外の牛乳。側面には塗らない。

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    200度で10~11分焼く。発酵で生地が膨らんでいるので、ベーキングパウダーだけで膨らむ生地より焼けるのが早い。

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    断面図。焼きたてを剥がすとこの位分解できる。甘くないので、シロップをかけたり、肉料理の汁をつけるとおいしい。

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    ラード50gの物。より歯切れがよくなる。ちなみに、油脂の量関係なく、少しレンジで温める方がおいしい。

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    ■配合について
    ラードとバターの配合割合を変更しても作れる。ただし風味は変わる。

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    卵を丸ごと1個使うと、生地が少し硬くなり、食感はパサつく。パンに近い生地なので、卵白が多過ぎる時の影響もパンに近い。

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    代用品を使いすぎると、味も食感も原型を留めなくなる。詳細は別レシピへ。
    id:5886747

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    ■生地の厚み比較
    薄い方が2cmで厚い方が2.5cm。厚みがあると完成数は減るが、見た目は豪華。好みで調整OK。

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    ■バターが溶けた
    事故で二次発酵が高温になったが、ラードが無事だったらしく層は完成。パイではないので別物化はしない。

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    断面図。ちゃんと層状に剥がせる仕上がり。

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    その他、作業中に気付いたポイントは下記の別レシピに分離した。
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コツ・ポイント

ラードの量はあっさり気味なら30g、ケンタ風に寄せるなら50gにする。
伸ばした生地は少し縮むので、棒などをガイドにして伸ばすなら厚さ1.5cmなど、気持ち薄い物を使う。2cmだと、伸ばした生地の厚さが2.5cmになりがち。

このレシピの生い立ち

ケンタ風のホットビスケットにはショートニングと聞いたものの、以前パン用のショートニングでパイ生地を作った時はべたべた地獄。融点の資料もなかったので、融点が27~40度と明確で安価なラードを使う事にした。
※20/4:塩の上限量を増やした。
レシピID : 5847573 公開日 : 19/10/30 更新日 : 20/11/22

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

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初れぽ
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ロイヤルバレエ
初チャレンジ^_^ラード作ったので、贅沢に、50グラムで、旨旨!カリカリサクリ^_^