郷土食 しもつかれ
Description
初午の日に作る、伝統料理です。お正月の鮭のアラ、節分の豆をいれて拵えるのがポイント。茨城県や栃木県などの地域で脈々と受け継がれている一品です。
材料
作り方
-
-
1
-
鮭のアラに熱湯をかけて臭みを取る。
-
-
-
3
-
大根・人参を「鬼おろし」と呼ばれる専用の道具を使ってすりおろす。
-
-
-
4
-
大豆・1cm各くらいに刻んだ油揚を加える。鮭のアラをへらを使ってほぐし、圧力鍋で火を通したときに出たスープも一緒に加える。(圧力鍋で火を通しているため、骨まで柔らかくなっているはず)
-
-
-
5
-
全体が均一になるよう混ぜたら、準備完了。
-
-
-
6
-
蓋をして、ごくごく弱火で1時間以上、大豆が柔らかくなるまで火にかける。焦げ付かないように、ときどき鍋底をかき回してください。
-
-
-
7
-
1時間後、こんな感じです。水は入れなくても、大根からたくさんの水分が出てきます。酢と酒粕を入れて、よく混ぜる。
-
-
-
8
-
さらに1時間後、できあがり。味見をして、塩分が足りないようなら塩を足してください。
-
コツ・ポイント
「鬼おろし」が手に入らない場合は、フードプロセッサーで荒めのみじん切りにしてもOKです。でもやはり、専用おろしがねを使ったほうが、口当たりがやさしい仕上がりになります。
このレシピの生い立ち
「7軒分のしもつかれを食べれば中気にならない」という民間伝承が残るしもつかれは、各家庭ごとに作り方や材料、味も違うもの。この時期になると、ご近所さんからのおすそ分けを頂き、「○○さんち、今年は特に美味しいね~」などと味比べをするのも楽しみの一つなのです。