まるごと柚子のジャムの画像

Description

マーマレードではなく、まるごと柚子のジャム。ペクチンたっぷりです。

材料 (作りやすい量)

柚子(果肉+果汁)正味重量の60%~80%
柚子の果皮千切り正味重量の70~80%
酸味がきいたほうがよい場合は果汁用の柚子
2~3個

作り方

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    柚子はブラシなどできれいに洗って水気を切り、果皮のキズや黒点などを除きます。
    使う道具はペティナイフや縦型ピーラーが◎。

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    表皮を薄く剥ぎ、千切りにします。
    レモンゼスターという道具が便利!
    皮の重量を計っておきます。

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    剥き終わった玉はこんな感じ。

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    たっぷり水をはった鍋で沸騰後15~20分湯がいて、水にさらします。3時間~一晩

  5. 5

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    千切りの皮を水にさらし(15~30分)

  6. 6

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    皮の正味重量と同量の水、70~80%の洗双糖、を合わせてコトコト煮る。水分がほぼなくなるぐらいまで。

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    湯がいて水にさらしてあった柚子玉の水を流します。
    柔らかくなっているのでそろ~っと。

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    二つ割にして、果汁を搾って、計量する。ペクチンでトロっとなっているので、量的にはあまりしぼれません。

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    しぼった後、種を取り除きます。(種*コツ参照)
    実は細かくみじん切りにして計量。
    フードプロセッサーがあると早いですね。

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    酸味を利かせたい場合には果汁用の柚子も絞ります。工程8でしぼった果汁と合わせ計量。

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    9と10を合わせ種の破片や微細な種が混じっていないか丹念にチェック。実と果汁の正味重量の60~80%洗双糖も加えなじませ

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    果皮を煮て置いたものも加え、中火~(弱めの中火)にかけます。火加減は、鍋の底の厚さにより調整。

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    瓶と蓋の準備。
    きれいに洗い、瓶は水から火にかけ沸騰後10分。蓋は80度以上3分。
    火傷に注意しトングなどで取り出し乾燥

  14. 14

    布巾に伏せたり、拭いたりしない。
    水気を切って上向けに置いて予熱で乾かします。
    心配な場合にはオーブン等で仕上げ乾燥を。

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    12の鍋がふつふつしてきたら、(突沸によるやけどに注意)静かに混ぜながら15分~20分ぐらい煮て出来あがり。

  16. 16

    ジャムが熱いうちに煮沸消毒済の瓶へ容量の90%程度入れ、ふたを閉めて一分後に一瞬蓋を緩め、閉めなおします【脱気】※

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    脱気が終わった瓶を煮沸消毒
    80度以上、90度以下で20分。(写真は違う種類の瓶詰めです)

  18. 18

    火傷に注意して取り出し、30分以上放冷後(触って熱くないぐらいまで)、流水で冷却します。

  19. 19

    冷却後、よく水気をふき取り、日付や種類のラベルを貼り、光や温度の影響を受けにくい場所で保存します。

  20. 20

    ※【脱気】熱いうちに瓶詰め完了がむつかしい場合。しっかり蓋を閉め工程17の煮沸後、取りだして、一瞬蓋を緩めて閉めなおす。

  21. 21

    工程20の脱気方法は、火傷に十分注意してください。手袋2~3枚重ねなど。

  22. 22

    工程が多いですが、マイルドなジャムができますのでぜひお試しを!

コツ・ポイント

柚子の種類・サイズで酸味や苦味が違うので、砂糖の量、加える果汁、ゆで時間、さらし時間などは調整を。
*種はかぶるくらいの水で沸騰後弱火15~20分でペクチン液がとれます。ペクチンの弱い柚子の場合にはこのペクチン液を工程11で加えます。

このレシピの生い立ち

15年以上作り続け、工夫を重ねて、ようやくオリジナルといえるレシピとなりました。
もとレシピは1999年の某料理月刊誌に掲載のもの。皮をおろし金でおろすというものでした。
皮の香りを生かしたいので、薄くそいで千切りにして加える方法に。
レシピID : 3536256 公開日 : 15/11/26 更新日 : 17/11/19

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