かきあえなます
Description
精進料理で、昔から秋冬の法事に付き物です。大変手間のかかる物で自作で供されたらその手間を褒めちぎらなければなりません。そのため市販品に取って変わられつつありますが、無くしたくない味です。
作り方
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れんこんは皮を剥き薄切りにし、分量外の酢を入れたお湯で茹でます。ざるに取り下味用の酢と砂糖の合わせ酢の半分に漬けます。
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かきのもと(食用菊)の花びらをむしり、分量外の酢を入れたお湯で茹でます。ざるに取り下味用の合わせ酢の半分に漬けます。
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5
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すり鉢でくるみから擦ります。つぶれたら白ゴマ加え擦ります。キレイなペーストになったら砂糖と酢を入れ、擦ります。
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6
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れんこん、かきのもと、きゅうり、干ししいたけと糸こんにゃくとにんじんの煮物、玉麩を混ぜます。味見して調節します。出来上がりです。
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コツ・ポイント
名前のかきあえなますの語源は食用菊のかきのもとからです。合え衣のくるみと白ゴマですが、全部胡桃にした方がおいしいのですが予算が無かったので白ゴマとブレンドしました。すり鉢に混ぜる時、れんこんとかきのもとの下味用甘酢もあえて入れてください。材料が多いので一品を少なくしないとものすごい分量で出来上がりますので注意してください。
このレシピの生い立ち
一品ごとに味付けを変えた物をこれだけ沢山合わせるのはあまり無い物だと思います。それも酢の物で。昔は、くるみから炒ってほじって実を出していたからもっと大変でした。子供の時、冬の夜なべ仕事で手伝っていた時を思い出します。来年の父の13回忌のために思い出しながら作りました。つまり予行練習です。