丁寧に作る★オランジェットの画像

Description

手間暇かけて丁寧に作った自家製のオランジェットは格別の味です。鍋底に残った分で、ついでにマーマレードも作れます♪

材料 (夏ミカン5個分)

無農薬の夏ミカン(の皮)
5個分
てんさいグラニュー糖(砂糖でも可)
茹でた夏ミカンの重さの70%
夏ミカンの実
2個分
レモン汁
75g(大さじ5)
てんさいグラニュー糖(またはグラニュー糖)
200g
カカオ70%以上のクーベルチュールダークチョコレート
200g

作り方

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    1日目:
    夏ミカンの皮をお湯とメラミンスポンジでよく洗う。

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    皮に十字の切れ目を入れ、皮を剥く。ワタは取らないこと!!皮を更に縦半分に切り、たっぷりの水に浸して一晩水にさらす

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    2日目:
    水を替えて沸騰させてから弱火で5分茹で溢す。

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    流水に浸け、また沸騰させてから5分茹で溢す。これを合計3回行う。

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    たっぷりの水に浸けて一晩置く。できれば、途中で何度か水を替える。

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    3日目:
    (3)と(4)をもう一度繰り返す。

  7. 7

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    冷水に1時間ほど浸け、水気を切って皮を縦に4等分し、重量を量る。今回は1,064g。

  8. 8

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    7)の夏ミカンの量さの70%の半量
    (今回は373g)のてんさいグラニュー糖を振りかけ、1時間置く。

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    待っている間に、夏ミカンを半分に切って種を外し、薄皮を剥いて実を取り出す。絞らずに実のままでOK。

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    1時間後。かなり水分が出てくる。

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    (9)の夏ミカンの実を加え、蓋をしないで中火で20分。時々優しく混ぜる。だいぶ水分が飛んでいる。

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    粗熱が取れたら蓋をして一晩置く。蓋に付いた水滴が落ちないように、キッチンペーパーを挟んでおくと便利。濡れたら交換する。

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    4日目:
    (8)と同様に(6)の夏ミカンの重さの70%の残りの半量のてんさいグラニュー糖を振りかけ、1時間置く。

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    レモン汁を加え、中火で20分。優しくかき混ぜないと皮が折れるので注意。水分を完全に飛ばさず、少し残るくらいがベスト。

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    12)と同様に、粗熱が取れたら蓋をして一晩置く。蓋に付いた水滴が落ちないようにキッチンペーパーを挟む。濡れたら交換する。

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    5日目:
    バットなどの上でてんさいグラニュー糖を塗し、オーブンシートを敷いた天板またはバットの上に隙間を開けて並べる。

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    うっかり混ぜすぎて小さくなった皮はバットに余ったてんさいグラニュー糖を加え、中火で5分。副産物マーマレードの完成。

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    6日目:
    まだまだ柔らかい。表面はベトベト
    している。

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    7日目:
    少し色が濃くなり、食感は柔らかい。表面は少しベタつく。まだもう少し乾燥が必要。

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    8日目:
    だいぶ硬くなってきた。表面はほとんどベタつかない。グミに近い。
    オレンジピールの完成。

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    オレンジピールをオーブンシートから外し、並べ直す。後でチョコレートをコーティングする時に手早く作業するためには必須。

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    オランジェットまで、あと一息。カカオ70%以上のクーベルチュールチョコレートを用意する。今回はエクアドル産カカオ80%

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    ボウルよりも小さめな小鍋などで60度の湯煎にかけ、水分が入らないように気を付けながらチョコレートを混ぜて溶かす。

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    チョコレートが完全に溶けて混ざったら、鍋を弱火にかけてチョコレートの温度を50度にする。

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    冷水の入った小さめのボウルに当て、空気が入らないように混ぜながらチョコレートの温度を28度まで下げる。かなり重たい。

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    (25)のボウルに(24)のお湯を少しずつ加え、チョコレートの温度を32度に上げ、32度にキープ。

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    スパチュラなどにチョコレートを取り、裏側に氷を当て冷やす。固まればテンパリング成功。失敗した場合は(24)からやり直し。

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    チョコレートの温度を32度に保ったまま、オレンジピールをチョコレートに手早く浸す。お箸かトングを使うと便利。

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    必ず隙間を開けて手早く並べる。並び終えたらすぐに冷蔵庫で冷やす。室温が18度以下の場合は冷蔵庫に入れずに常温でOK。

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    室温が高い時にもたもたしているとブルームができる。こちらは失敗例。室温24℃で乾燥中にマーブル模様のブルームができた。

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    短いオレンジピールはいくつかまとめてボウルに入れて混ぜ、1つずつオーブンシートの上に並べてもいい。こちらの方が楽。

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    全部コーティングしたもの。こちらの方が手早く作業ができ、食べる時に手が汚れない。

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    できあがり。

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    瓶やタッパーなどに入れて保存する。室温が18度以上の場合は冷蔵庫で保存する。

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    補足:
    副産物のマーマレードはかなり甘いです。パンやケーキを焼く時に混ぜ込んだり、ソースに加えたりしてもいいと思います。

コツ・ポイント

白いワタを取らずに残すことと、テンパリングの温度!!
室温が高い時は自然乾燥ではなく、100度のオーブンで30分ずつひっくり返して3回乾燥焼きでも作れます。こちらの方が時短で便利ですが、自然乾燥の方がオレンジピールの食感がいいです。

このレシピの生い立ち

新型コロナの外出自粛中で暇を持て余していた時に実家から無農薬の夏ミカンが届いたので、憧れのオランジェットに挑戦してみました。
お店で売っているオランジェットは私には甘すぎるので、カカオ含有量の多いダークチョコレートで作ってみたら美味しい!
レシピID : 6217543 公開日 : 20/05/12 更新日 : 23/04/13

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