鯨の“すき焼き”(暮れの煮物)の画像

Description

高知県では大晦日にクジラやマグロなど「大きい物」を食べます。少し昔のご家庭で食べられていた、年越しの味を教わりました。

材料 (4~8人分)

1/2本
1本
1本
大1個
適宜
煮干し
1つかみ
3リットル
生姜
一片
砂糖
大さじ4杯
しょう油
1/2カップ

作り方

  1. 1

    写真

    鍋に昆布と煮干し、水を入れ、1~2時間おく。加熱し、沸騰する前に弱火にして10分ほど煮、出汁を取る。

  2. 2

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    出汁がらの煮干しは取り除き、昆布を千切りにする。

  3. 3

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    根菜・こんにゃくは一口大乱切り、豆腐は角切りにする。生姜は皮を取り、千切りにする。

  4. 4

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    クジラ肉は一口大、2~3ミリ厚の薄切りにする。(乾物のものは水で戻してから同様に切る)

  5. 5

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    材料を鍋に入れ、1の出汁を注ぎ入れる。中火で加熱する。

  6. 6

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    2の昆布と3の生姜を足す。

  7. 7

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    煮立ったら、あくを取り、砂糖・醤油を加え、吹きこぼれないように30分ほど煮る。

  8. 8

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    根菜に火が通ったら一度火を止めて冷まし、味をなじませる。食べる直前に温め直す。

コツ・ポイント

生の鯨肉が手に入らない場合は、「コロ」(鯨皮の乾物)を水で戻して使います。その場合は先に柔らかくなるまで煮てから他の具材を加えます。
入れる具材はご家庭や地域ごとに様々ですので、手に入るもので構いませんが、こんにゃくは必ず入るようです。

このレシピの生い立ち

企画展「おいしい土佐藩」の関連企画です。土佐の食文化の一例として、年越しの定番料理を教わりました。
レシピはRKC調理製菓専門学校の三谷英子先生にご提供いただきました。くわしいお話は当館HPに掲載していますので、あわせてご覧ください。
レシピID : 7050864 公開日 : 21/12/19 更新日 : 21/12/19

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