【冷蔵発酵】赤いバイカラークロワッサン

【冷蔵発酵】赤いバイカラークロワッサンの画像

Description

食用色素を使う2色の折り込み生地。デニッシュにしても綺麗。本題が成形なので、生地作りまでの細かい解説は端折ってる。

材料 (レシピIDは一例)

好みのクロワッサン・デニッシュ生地
準強力粉200g分
本番用デニッシュ
卵たっぷりデニッシュ
バイカラー生地
好みのクロワッサン・デニッシュ生地
準強力粉50g分
食用色素(赤)
付属スプーン1杯半〜2杯分
食用色素(黄色)
付属スプーン半分強〜1杯分

作り方

  1. 1

    写真

    基本は使いたい配合レシピに従う。注意点は下記レシピを参照。
    ID:6096746

  2. 2

    ■その他補足
    材料について
    ID:6316000
    夏の対策
    ID:6248137
    冬の対策
    ID:6324942

  3. 3

    2種類の生地を作るので、難しい折り込み生地の中でもさらに難易度が高い。普通のクロワッサンが作れる人向け。

  4. 4

    写真

    ■1日目
    本体の生地作り。準強力粉に塩・砂糖・細かく切った生地用バターを入れ、手のひらですり合わせて粉チーズ状にする。

  5. 5

    写真

    レンジ600W20秒で30~35度位に温めた牛乳にイーストを振り入れ、2分位経ったら混ぜて溶かす。卵は別の容器で計量。

  6. 6

    写真

    バターを混ぜた粉類に、イースト入り牛乳と卵を注いでゴムベラで混ぜる。大体混ざったら台にこすりつけるように1~2分捏ねる。

  7. 7

    写真

    全体が均一になったら、生地をまとめて丸くする。生地の温度が24~26度位あるか確認する。

  8. 8

    写真

    油を塗った容器に入れて、生地が少し大きくなるまで発酵する。
    30度20~30分。
    夏は室温で20~30分。

  9. 9

    写真

    ここまでと同じ手順で色生地も作る。色素は牛乳に溶いておくと綺麗にむらなく染まる。この時はどぎつい位に染める。

  10. 10

    赤系オレンジなら赤2:黄色1位。赤多めに。事前に水に溶かして実験しておくと、黄色が強過ぎたなどの失敗がないと思う。

  11. 11

    写真

    薄く伸ばす上に、白パンと違ってどうしても焼き色がつく。故にパステルカラーだとほぼ無意味なので、色付けは大胆に。

  12. 12

    写真

    2つの生地が出来上がったら冷蔵庫で発酵。冷蔵発酵についての詳細→ID:5559985

  13. 13

    冷蔵発酵の具合は、季節・冷蔵庫の癖・生地温度で変化するので、自分の環境に合わせて調整する。

  14. 14

    写真

    ■2日目
    冷蔵庫で一晩冷蔵発酵後、どちらの生地も1.5倍に膨らんでいればOK。

  15. 15

    作業は本体の生地から行う。ここから生地本体に色生地を合体させるまでの途中工程は、全て使いたい配合のレシピが最優先。

  16. 16

    写真

    生地本体の折り込み。中央を十字に麺棒で押した後、縦長の長方形に伸ばす。冷凍庫で30分位、凍らない程度に冷却。

  17. 17

    写真

    冷えたバターを5mm厚に切り、ラップの上で薄力粉をまぶす。粉がなじんだら5~8mm厚の四角に整え、冷蔵庫で30分冷やす。

  18. 18

    写真

    ■折込
    打ち粉を多めに振った滑りのいい台に生地を置き、バターの2倍位の長さになるように麺棒で伸ばす。

  19. 19

    写真

    バターを生地の中央におく。生地の上下を折って、空気が入らないように包む。真ん中と両脇の生地をしっかりとじる。

  20. 20

    写真

    麺棒を生地に押し付けて、2つの生地を密着させて馴染ませる。最初は麺棒を転がさず、ぐっと押し付けるように伸ばす。

  21. 21

    写真

    適度に打ち粉をし、時々生地の表裏を返して伸ばす。横幅の3倍位の長さで4~5mm厚になったら三つ折りか四つ折り。

  22. 22

    写真

    この後は冷凍庫で生地を休ませる。時間は下記を参考に。
    冬→布巾を巻いて冷凍庫で30分。
    他の季節→冷凍庫で40~60分。

  23. 23

    写真

    生地が冷えたら折り込み2回目。三つ折りか四つ折りをもう一度行う。その後は再び冷凍庫で生地を休ませる。時間は1回目と同じ。

  24. 24

    写真

    三つ折り3回すると伸びにくく、最後の成形前に伸ばしきれず7mm位に分厚くなった。折り込み回数は2回までが推奨か。

  25. 25

    ◆ポイント 
    折り込み回数2回で終わる組み合わせ一覧。
    四つ折り2回
    四つ折り1回+三つ折り1回
    三つ折り2回

  26. 26

    工程23の生地の場合、色生地+本体生地の合計が約7mmなので、本体は5mm位かも。多分ここの厚みは本体を見た方がいい。

  27. 27

    写真

    本体の生地の折り込み完了後、生地を休ませる間に色生地を薄く伸ばす。生地本体より極端に大きくはしない。

  28. 28

    写真

    休ませていた本体の生地を出し、色生地のサイズを合わせる。ふちを少し覆う位のやや大きめにしたら、霧吹きで接着。

  29. 29

    写真

    ここから生地を段階的に4~5mm厚にする。幅出ししてから1cm弱の厚みに伸ばし、終わったら冷凍庫で15〜20分休ませる。

  30. 30

    写真

    再び横幅から伸ばし始め、その後に縦横両方を伸ばして5mm厚みにする。その後冷凍庫で15~20分休ませる。

  31. 31

    終わったら、翌日まで冷凍庫。解凍は冷蔵庫でも室温でも、やりやすいように。緩みすぎた時は冷凍庫に10分入れる。

  32. 32

    写真

    ■成形 
    半解凍の冷凍パイシート程度に冷えたら好みの成形を行う。

  33. 33

    写真

    クープを入れる
    チョコデニッシュサイズに切った生地の色生地を表にして、カミソリやナイフで5mm幅に細かく切り込み。

  34. 34

    写真

    この時、生地の端はほんの少しだけ残して切る。完全に切断すると生地が大暴れ。クープを入れるのは必ず発酵前。うまく切れない。

  35. 35

    写真

    後は成形して仕上げる。まずは生地の端から3cm位の所にバトンショコラを置く。

  36. 36

    写真

    一巻きしたら、その隣、または反対側の端から3cm位の位置にもう1個置く。

  37. 37

    写真

    巻き終わりの側面。バイカラーの場合、巻き終わりはこういう風に真下に巻き込むよりも「の」の字程度に浅く入る程度がいいかも。

  38. 38

    写真

    輪切り系は、あまり細い幅だと綺麗に切れないかもしれない。という図。でも多少は潰れて当然かもしれない。

  39. 39

    写真

    オーブンの発酵機能で30度10分+庫内放置90分以上。生地が2倍になるまで。庫内を温めて放置する感じ。

  40. 40

    写真

    室温15度以下は、30度30分+放置30分→30度15~20分+放置30分で合計100分以上。庫内が冷えたら温め直す。

  41. 41

    部屋が寒いと生地温度も低いので、その分最初の30度発酵の時間が長い。温度計を庫内に入れると温度管理が楽。

  42. 42

    写真

    完了目安はつついた生地がへこみ、ゆっくり戻る。層の境界線がくっきりするなど。発酵不足は、焼成でバター漏れの原因になる。

  43. 43

    写真

    ◆ポイント
    発酵する時、スチーム噴出口に近い上段は30度10分の設定でもバターが溶ける。二段焼きの場合にはまりやすい罠。

  44. 44

    写真

    発酵が終わったら好みで卵を塗るが、層には絶対塗らない。

  45. 45

    写真

    240度に予熱したオーブンを220度に下げて5分、さらに180度8~10分焼く。焦げるのが嫌でも最初は必ず高温

  46. 46

    この焼き時間は生地が1個50g台の時の目安。60g台なら合計で21分以上焼く方が仕上がりが安定しそう。

  47. 47

    写真

    断面図。写真は卵たっぷりデニッシュのレシピで、牛乳を粉の41%、生地用バターを10%で作ったもの。

  48. 48

    写真

    ◆ポイント 
    220度に予熱したオーブンで5分、180度で15分。合計20分目安だと、生地が7mm近い分厚さでも綺麗。

  49. 49

    普通の生地よりやや低温で焼くなら、長めに焼くという原則通り。ただし焦げにくい配合で色生地を作らないと、色が残らないかも。

  50. 50

    写真

    おまけ。オレンジ系赤にした場合。レシピの4〜5倍の色素を使う。比率は赤:黄色=3:1。赤と黄色合わせて8〜10杯。

  51. 51

    写真

    炎のような鮮やかな赤になるので、濃い色が好みならお勧め。

コツ・ポイント

生地を薄く伸ばすので、色はどぎつくつけておかないと目立たなくなる。卵が入る生地は黄色っぽくなるので、青や緑に着色する場合は若干色が悪くなったりするかもしれない。焼き始めは必ず高温で焼く。白パンとは違うので、序盤の低温は相性最悪らしい。

このレシピの生い立ち

この色のバイカラーのレシピを自分用にまとめておこうと思った。

23/12/18 焼き時間の補足を修正。
レシピID : 7097136 公開日 : 22/02/14 更新日 : 23/12/18

つくれぽ みんなのつくりましたフォトレポート

1 (1人)
初れぽ
写真
クックH86AFM☆
色が濃すぎました。次回調整します! 素敵なレシピありがとうございます。