【冷蔵発酵】赤いバイカラークロワッサン
Description
材料
(レシピIDは一例)
作り方
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基本は使いたい配合レシピに従う。注意点は下記レシピを参照。
ID:6096746
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■その他補足
材料について
ID:6316000
夏の対策
ID:6248137
冬の対策
ID:6324942
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2種類の生地を作るので、難しい折り込み生地の中でもさらに難易度が高い。普通のクロワッサンが作れる人向け。
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■1日目
本体の生地作り。準強力粉に塩・砂糖・細かく切った生地用バターを入れ、手のひらですり合わせて粉チーズ状にする。
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レンジ600W20秒で30~35度位に温めた牛乳にイーストを振り入れ、2分位経ったら混ぜて溶かす。卵は別の容器で計量。
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バターを混ぜた粉類に、イースト入り牛乳と卵を注いでゴムベラで混ぜる。大体混ざったら台にこすりつけるように1~2分捏ねる。
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全体が均一になったら、生地をまとめて丸くする。生地の温度が24~26度位あるか確認する。
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油を塗った容器に入れて、生地が少し大きくなるまで発酵する。
30度20~30分。
夏は室温で20~30分。
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ここまでと同じ手順で色生地も作る。色素は牛乳に溶いておくと綺麗にむらなく染まる。この時はどぎつい位に染める。
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赤系オレンジなら赤2:黄色1位。赤多めに。事前に水に溶かして実験しておくと、黄色が強過ぎたなどの失敗がないと思う。
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薄く伸ばす上に、白パンと違ってどうしても焼き色がつく。故にパステルカラーだとほぼ無意味なので、色付けは大胆に。
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2つの生地が出来上がったら冷蔵庫で発酵。冷蔵発酵についての詳細→ID:5559985
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冷蔵発酵の具合は、季節・冷蔵庫の癖・生地温度で変化するので、自分の環境に合わせて調整する。
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■2日目
冷蔵庫で一晩冷蔵発酵後、どちらの生地も1.5倍に膨らんでいればOK。
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作業は本体の生地から行う。ここから生地本体に色生地を合体させるまでの途中工程は、全て使いたい配合のレシピが最優先。
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生地本体の折り込み。中央を十字に麺棒で押した後、縦長の長方形に伸ばす。冷凍庫で30分位、凍らない程度に冷却。
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冷えたバターを5mm厚に切り、ラップの上で薄力粉をまぶす。粉がなじんだら5~8mm厚の四角に整え、冷蔵庫で30分冷やす。
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バターを生地の中央におく。生地の上下を折って、空気が入らないように包む。真ん中と両脇の生地をしっかりとじる。
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適度に打ち粉をし、時々生地の表裏を返して伸ばす。横幅の3倍位の長さで4~5mm厚になったら三つ折りか四つ折り。
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この後は冷凍庫で生地を休ませる。時間は下記を参考に。
冬→布巾を巻いて冷凍庫で30分。
他の季節→冷凍庫で40~60分。
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生地が冷えたら折り込み2回目。三つ折りか四つ折りをもう一度行う。その後は再び冷凍庫で生地を休ませる。時間は1回目と同じ。
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三つ折り3回すると伸びにくく、最後の成形前に伸ばしきれず7mm位に分厚くなった。折り込み回数は2回までが推奨か。
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◆ポイント
折り込み回数2回で終わる組み合わせ一覧。
四つ折り2回
四つ折り1回+三つ折り1回
三つ折り2回
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工程23の生地の場合、色生地+本体生地の合計が約7mmなので、本体は5mm位かも。多分ここの厚みは本体を見た方がいい。
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本体の生地の折り込み完了後、生地を休ませる間に色生地を薄く伸ばす。生地本体より極端に大きくはしない。
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休ませていた本体の生地を出し、色生地のサイズを合わせる。ふちを少し覆う位のやや大きめにしたら、霧吹きで接着。
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ここから生地を段階的に4~5mm厚にする。幅出ししてから1cm弱の厚みに伸ばし、終わったら冷凍庫で15〜20分休ませる。
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再び横幅から伸ばし始め、その後に縦横両方を伸ばして5mm厚みにする。その後冷凍庫で15~20分休ませる。
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終わったら、翌日まで冷凍庫。解凍は冷蔵庫でも室温でも、やりやすいように。緩みすぎた時は冷凍庫に10分入れる。
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■成形
半解凍の冷凍パイシート程度に冷えたら好みの成形を行う。
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◆クープを入れる
チョコデニッシュサイズに切った生地の色生地を表にして、カミソリやナイフで5mm幅に細かく切り込み。
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この時、生地の端はほんの少しだけ残して切る。完全に切断すると生地が大暴れ。クープを入れるのは必ず発酵前。うまく切れない。
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後は成形して仕上げる。まずは生地の端から3cm位の所にバトンショコラを置く。
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一巻きしたら、その隣、または反対側の端から3cm位の位置にもう1個置く。
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巻き終わりの側面。バイカラーの場合、巻き終わりはこういう風に真下に巻き込むよりも「の」の字程度に浅く入る程度がいいかも。
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輪切り系は、あまり細い幅だと綺麗に切れないかもしれない。という図。でも多少は潰れて当然かもしれない。
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オーブンの発酵機能で30度10分+庫内放置90分以上。生地が2倍になるまで。庫内を温めて放置する感じ。
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室温15度以下は、30度30分+放置30分→30度15~20分+放置30分で合計100分以上。庫内が冷えたら温め直す。
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部屋が寒いと生地温度も低いので、その分最初の30度発酵の時間が長い。温度計を庫内に入れると温度管理が楽。
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完了目安はつついた生地がへこみ、ゆっくり戻る。層の境界線がくっきりするなど。発酵不足は、焼成でバター漏れの原因になる。
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◆ポイント
発酵する時、スチーム噴出口に近い上段は30度10分の設定でもバターが溶ける。二段焼きの場合にはまりやすい罠。
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発酵が終わったら好みで卵を塗るが、層には絶対塗らない。
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この焼き時間は生地が1個50g台の時の目安。60g台なら合計で21分以上焼く方が仕上がりが安定しそう。
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断面図。写真は卵たっぷりデニッシュのレシピで、牛乳を粉の41%、生地用バターを10%で作ったもの。
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◆ポイント
220度に予熱したオーブンで5分、180度で15分。合計20分目安だと、生地が7mm近い分厚さでも綺麗。
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普通の生地よりやや低温で焼くなら、長めに焼くという原則通り。ただし焦げにくい配合で色生地を作らないと、色が残らないかも。
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おまけ。オレンジ系赤にした場合。レシピの4〜5倍の色素を使う。比率は赤:黄色=3:1。赤と黄色合わせて8〜10杯。
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炎のような鮮やかな赤になるので、濃い色が好みならお勧め。
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コツ・ポイント
このレシピの生い立ち
23/12/18 焼き時間の補足を修正。