オレンジのレアチーズケーキ*杏ジャム入り

ケーキを作る6時間前に、ヨーグルト400gの水切り作業を開始する。オススメはセブンイレブンのプレーンヨーグルト

水切りに使うのは蒸し器で良く使われる『蒸し布』、この布に包んでつるし、水を切る。キッチンペーパーをはるかにしのぐ効果あり

これが6時間置いた状態、クリームチーズの固さになる。重さは400gから110gに。絞り汁は乳清、捨てずにお飲み下さい。

材料費は高くなりますが、水切りヨーグルトを市販の〝パルテノ”で作れば、これらの水切り作業は不要で、より簡単に作れます。

レモン1個分から皮と種を取り除いたレモン汁を用意しておく

18ｃｍの底取れ型の内側にムースフィルムを貼っておく（私はコクヨのクリアファイルで製作）

敷き詰めたら上から指で押して、半分の厚みになるように圧縮する

ここからレアチーズ作り-最初に純生35％100mlにオレンジリキュール大さじ２を加えて、3分立て程度にホイップしておく

次に耐熱容器に水大さじ3と粉ゼラチン6gをふやかしたあと、湯煎に入れて完全にゼラチンを溶かしておく

混ざったところで蜂蜜大さじ1、レモンの絞り汁大さじ2(通常よりも多め）を加え、再びホイッパーで混ぜる

そこに水切りヨーグルトより100gを投入し、艶やかな状態になるまで電動ホイッパーで良く混ぜる

滑らかになったところで、湯煎したゼラチンを投入して混ぜる

型にそっと流し入れて冷蔵庫の強でしっかり冷やしておく

今回使うジャムはアプリコットジャム。オススメは濃厚な味わいのイタリア原産〝ヴァルフルッタ有機アプリコットジャム”

オレンジマーマレードをあえて使わず、アプリコットジャムを使う事で多彩な味が楽しめ、逆にオレンジの美味しさがひきたちます。

耐熱容器に粉ゼラチン3gを、大さじ2のアプリコットリキュール（なければ水）でふやかした後、

湯煎で完全に溶かす(ゼラチンは3gないと固まりが弱いので必ず3g）

これを先程のジャムボウルに入れ、泡立てるように混ぜる

冷やしている間オレンジ2個をワックス除去の為、沸騰したお湯の中に1分程度茹でた後、清潔なフキンで、こすり取るように磨く

茹でた後、厚さ7～８㎜程度の輪切りにする。ケーキの上面に並べる分として8～10枚を選抜し、それ以外の物とを分けておく

水150ml、砂糖75gをフライパンに入れて沸騰させ、選別した輪切りオレンジを並べ、中火で軽く3～4分加熱

半分にカットするオレンジは、円周に綺麗なカーブで並べられるように、両端を画像のように少しカットしておくと見栄えが良い

これらを冷え固まったレアチーズ本体の上に乗せていく

このままでもよいが、隙間に、余ったオレンジコンポートの果実をカットして埋めれば、果実の量が増えオレンジの食感を楽しめる

コンポートの液に、絞って加え、全体の量が165gになるまで煮詰めて濃縮しておく

この液をボウルに入れ替え、お好みで赤と黄の食用色素で着色した後、レモンの絞り汁小さじ1～2、粉末ゼラチン6gを入れ、

湯煎にかけてよく混ぜ、ゼラチンを完全に溶かす

この液が水道水の温度位まで冷めたら、果実が浮いてくるのを防ぐため、まずは半量をオレンジの上に茶こしで流し込み、一旦冷やす

これが固まったら残りの液を茶こしで流し込み、表面にラップをして最低でも4時間、冷蔵庫の強でしっかり冷やす

冷やし固まったら、土台となるものを置いて、上から下へと下げて引き抜く

オレンジコンポートの煮込みを短時間にする事で、形を保ちつつ、皮をかみ切れる柔らかさにしています。

オレンジのフレッシュ感を引き立てるため、クリームチーズの配合を減らし、マスカルポーネを加えているのが特徴。

生地のなかに加えた大さじ2のオレンジリキュールのグランマルニエがほんのり香りづけとなって、良い仕事をしてくれました。

ギコギコ切れるパン切り包丁が切り分けるのに最適。ぷるぷるゼリーを綺麗にカット出来ます。

お好きな大きさにカットしてお召し上がりください。

オレンジコンポートゼリーとレアチーズに挟まれたアプリコットジャムがこのケーキの最大の特徴です。

自然に出来たオレンジの濃淡も綺麗です。

何度もトライしては納得いかなかったオレンジのレアチーズケーキ。

飾りは、色のアクセント的にも、お味的にも、ミントの葉がオススメ！